鉄腕アトム
第8話「火星探検(原題:火星隊長)」
『作品内容』
アトムはモス博士から火星探検隊長に任命される。
博士の言うには第一回目の探検隊が失敗したのは隊員の間の争いが原因だった。
そこでロボットであるアトムに依頼したのだ。
アトムは大学の教授(花丸博士,
ケリガン)から1ヶ月の教育を受け,ロケットに乗り込んだ。
しかし,その中には密航者が一人乗っていた。
彼女はキャーベット(リイコ)といい,1回目の探検で反乱を起こしたレンコーン大尉の妹だった。
兄に会いに行くための密航だった。
もはや降ろすことも出来ずやむなく連れて行くアトム。
途中ロケットに未確認飛行物体が取り付き,アトムは自ら宇宙に出てそれをどかす。
しかし,アトムの命綱は誰かによって切られ置き去りにされてしまう。
アトムは不明のロケットの中に入り込み,原子力銃を持つ生物と出会う。
その銃の噴射力でロケットに戻ったアトムは一回目の反乱の原因がこの生物ではないかと考える。
火星に着いたアトム達の前に多くのロボットを引き連れたレンコーンが現れる。
そしてアトムのことをよく思わないケチャップ大尉はアトムに銃を向け反乱を起こす。
さらに彼はレンコーンのロボットを奪うべく出掛けていく。
彼らの前にはあの謎の生物達が襲ってくる。
宇宙人の存在を笑っていたケチャップは自ら恥じ,ロボットを指揮してその命を散らす。
お茶の水博士,
ヒゲオヤジ,
タマオ,
ケン一,
四部垣が出演。
<参考文献:講談社豪華愛蔵版>
『映像化』
鉄腕アトム-第3話「火星探検」-
(1963年:虫プロ制作・テレビアニメ)
鉄腕アトム-第16話「火星隊長」-
(1981年:手塚プロ制作・テレビアニメ)
『図版使用書籍』
手塚治虫展図録(1990年)
手塚治虫の軌跡(1992年)
手塚治虫はどこにいる(1992年)
FLASH 5月25日号(1993年)
手塚治虫キャラクター図鑑1(1998年)
鉄腕アトムコンプリートブック(2003年)
図説鉄腕アトム(2003年)
描きかえられた「鉄腕アトム」(2008年)
フィギュア王No.129(2008年)
僕らが愛した手塚治虫<推進編>(2018年)
手塚治虫キャラクター名鑑(2024年)