鉄腕アトム
第42話「植物人間」
『作品内容』
タマオ,
ケン一,
四部垣,
ロック等とスキーにやってきたアトム。
そこで彼らは雪の中に咲く花を見付ける。
持って帰ろうという中でアトムはその花にまつわる話を始める。
1年前の吹雪の日,ヒゲオヤジと共にこの地に来ていたアトムはあるふしぎな少年に出会う。
彼はアルソア12星から来たといい,Xの印のついた船に気をつけろといってそのまま後から来た男に連れ去られてしまう。
アトムはお茶の水博士にその星の事を聞くと,既に爆発してなく
なっているという。
その後,あの少年をさらった男が現れ,アルソアでは水が不足しているため地球の水の半分をもらっていくといって円盤で雪を溶かして水にして吸い上げ始める。
アトムはXの印のついた円盤に乗り込む。
とそこにはあの少年が手足を動けないようにして横たわっていた。
彼はアルソアが既に爆発した事を知っていたが,ほかの乗組員はすべてロボットであり,水を奪う事しか出来ないのだという。
アトムは円盤が雪を溶かした事から,円盤の温度調節機構を使って吸い上げた水を再び凍らせる。
体積の上がった水は円盤を次々に破壊していく。
そしてロボット達をすべて倒したアトムは少年と話す。
彼は地球に住みたいといい,宇宙服の自分の背中を割る。
そこには草が入っていた。
アルソア人は植物だったのだ。
アトムはそれをそのまま地面にいけた。
<参考文献:講談社豪華愛蔵版>
『映像化』
鉄腕アトム-第15話「植物人間」-
(1963年:虫プロ制作・テレビアニメ)
鉄腕アトム-第23話「アルソアから来た少女」-
(1981年:手塚プロ制作・テレビアニメ)
『図版使用書籍』
手塚治虫の軌跡(1992年)
手塚治虫博物館(1998年)
鉄腕アトムコンプリートブック(2003年)
手塚治虫キャラクター名鑑(2024年)