鉄腕アトム
第47話「宇宙の寄生虫」
『作品内容』
ヒゲオヤジがクラスの生徒のお見舞いにいくと,彼は両親が別人のようだと話す。
その日泊ったヒゲオヤジは次の日に動く木を見る。
それを見た生徒の親は銃を向けてきた。
彼は急いで中村課長に電話をかけて警察の出動を要請する。
火をかけた森からヒゲオヤジ達をアトムが助け,その時円盤を見るが追跡は断念して,動く木をお茶の水博士の元へ届ける。
夜散歩をしていたタマオは巨大なネズミを見る。
警官はそのしっぽを撃ちきるがそのしっぽも動いていた。
博士等は木としっぽは同じ成分で出来ている事をつきとめ,そのそれぞれが生きていると推測した。
その夜アトムと話していた博士の部屋に怪しい男が忍び込む。
彼は自分達は別の天体から来た微少な生き物であるといい,地球の要らない生き物に寄生させて欲しいと話す。
博士は次の日の会議の結果で決めるといって男を返す。
結局宇宙人の地球への移住は拒絶する事になり,その合図をする。
それから田鷲警部等が警戒態勢を張るが,町中巨大なネズミに襲われてしまう。
しかもそのネズミは死なないのだ。
バラバラになってもそのそれぞれが生きているので始末が悪い。
円盤の観測を続けていた秋葉博士も宇宙人に寄生されていた。
しかし,アトムはその前に観測結果を見ていた。
宇宙人達は北極と南極から入ってくるという。
ヒゲオヤジは宇宙人がバン・アレン帯という放射能の帯を避けている事を突き止める。
ヒゲオヤジとアトムは彼らをバン・アレン帯に誘い込み見事全滅させるのだった。
田手上博士,
マグー,
ヒョウタンツギ(p.233),
アトムの母が出演。
<参考文献:講談社豪華愛蔵版>
『映像化』
鉄腕アトム-第61話「宇宙の寄生虫」-
(1964年:虫プロ制作・テレビアニメ)
『図版使用書籍』
手塚治虫の軌跡(1992年)
手塚治虫キャラクター図鑑1(1998年)
手塚治虫博物館:小林準治著(1998年)
鉄腕アトムコンプリートブック(2003年)
僕らの愛した手塚治虫(2006年)
描きかえられた「鉄腕アトム」(2008年)
鉄腕アトムの世界(2017年)