鉄腕アトム
第50話「白い惑星(原題:くろい惑星)」
『作品内容』
光一(ロック)は愛機の白い惑星で過去5年間赤道レースで優勝してきた。
それを妬む悪人達が白い惑星をめちゃくちゃにしてしう。
泣き叫ぶ光一に妹の光子はお茶の水博士に頼めば何とかなるかもしれないと話す。
そして,車より兄さんの体が大切だと話す光子を光一は思わず殴ってしまう。
お茶の水博士は白い惑星を見て,優秀な電子頭脳があれば元に戻るといい,アトムにそれを頼む。
その夜,改造に入ろうとするお茶の水博士とアトムの前に光子が現れる。
心配する光一の前に白い惑星は元どおりの姿で現れるのだった。
そして,第6回目の赤道レースの日,白い惑星が出場している事を不満に思う悪人達は待ち伏せて壊してしまおうとする。
時限爆弾のある地点に差し掛かった白い惑星を救ったのは何とアトムだった。
ふしぎに思う光一にアトムは話す。
光一の父親はちゃんと予備の電子頭脳を作ってロボットの姿で保管されていたのだという。
それこそ妹の光子だった。
彼女はもう戻ってこないが白い惑星は生き返ったのだ。
<参考文献:講談社豪華愛蔵版>
『映像化』
鉄腕アトム-第16話「白い惑星号」-
(1963年:虫プロ制作・テレビアニメ)
鉄腕アトム-第10話「白い惑星号」-
(1980年:手塚プロ制作・テレビアニメ)
『図版使用書籍』
手塚治虫の軌跡(1992年)
鉄腕アトムコンプリートブック(2003年)
図説鉄腕アトム(2003年)