「がらくたの詩」
『作品内容』
反戦フォーク酣のころ。
台風で両親を失った兄弟。
兄は警察官をし,弟は家にいた。
ギターを欲しがっていた弟のために誕生日プレゼントとして買って帰るが彼はそれを叩き壊してしまう。
駅でフォークを歌って集会を開くキリストと名乗る男。
兄は職業柄彼らを拘束しなければならない。
しかし,共感しない部分がないわけではない。
弟はキリストの主張に引き込まれ,ともに歌う仲間となる。
兄の買い与えたギターには見向きもしなかったのだが。
それを見てしまった兄は力の限り弟を殴り倒す。
ヒョウタンツギ(p.177,187)出演。
<参考文献:講談社全集>
『一口メモ』
ベトナム戦争当時の暗い世相を反映している短編。
『図版使用書籍』
手塚治虫全百科(1981年)
手塚治虫の軌跡(1992年)
手塚治虫大全(1997年)
扉絵原画コレクション1950-1970(2017年)
僕らが愛した手塚治虫<推進編>(2018年)