ブラック・ジャック
第103話「帰ってきたあいつ」
『作品内容』
学園祭荒らしで名高いジョーズ(昭吾)だったが、ある高校を襲いそこの委員長(ケン一)を殴ろうとしたところで心筋梗塞のため倒れてしまった。
医者(手塚先生)も匙を投げたが親(マグー)は金は惜しまないといい、ブラックジャックを紹介される。
1年後ジョーズは回復したがブラックジャックは二度とかっとしたらもう命の保証はしない、と言う。
ジョーズはそれにもかまわず今までどおり振る舞おうとするが、その度に胸が苦しくなる。
とうとう子分達にも見放された彼は再びブラックジャックを訪ねる。
ブラックジャックは逆に学園祭のガードマンをやったらどうかと薦める。
始めはそんなことできないと言っていたジョーズだったがかつて襲った高校へ行き、ガードマンを買って出る。
しかし、いきなりの変貌を信じられない実行委員達(サボテン等)。
ジョーズは勝手にガードマンをやり、その結果学園祭荒らしはほとんど寄り付かなくなった。
最後の日、バザーで余った物だと言って女子学生がジョーズに花を渡す。
満更でもない彼はそれを校門近くにならべる。
そんな時かつての子分達が現われ、ジョーズは自分の体を省みず彼らに立ち向かう。
高校の委員長からブラックジャックに電話がかかる。
ブラックジャックは尋ねる。
「カッコよく死んでたかい?」
と。
<参考文献:チャンピオンコミックス>
『図版使用書籍』
アポロの歌<オリジナル版>(2019年)
手塚治虫キャラクター名鑑(2024年)