ブラック・ジャック
第98話「犬のささやき」
『作品内容』
さよりと忠明は愛し合っていたのだが、ある時さよりが車に引かれて死んでしまう。
悲しみに暮れる忠明はブラックジャックを訪ね、可愛がっている犬のヌーピーの喉にマイクロカセットを入れ、さよりの声をしゃべらせてほしいと頼む。
気の進まないブラックジャックだが、1年間と言う期限付きで手術を承諾する。
ヌーピーはさよりの声で忠明に話し掛けるが、だんだん彼はそれがうっとうしくなる。
新しい恋人ができ、ヌーピーを捨ててくれと頼まれ遠くに置き去りにしてくる。
しかし、ヌーピーは3ヶ月たってぼろぼろになって帰ってきてしまった。
仕方なく今度は線路の上においてきてしまう。
家に帰ってから今日でブラックジャックとの約束の1年だということに気付き、急ぎ線路に向かう忠明。
だがヌーピーは草むらに隠れており、忠明が電車に引かれてしまう。
瀕死の状態になった忠明を見てヌーピーはブラックジャックの元に走るのであった。
さよりの交通事故の現場で中村課長が、
その他ヒョウタンツギ、
スパイダー、
ブタナギが出演。
<参考文献:チャンピオンコミックス>
『図版使用書籍』
手塚治虫博物館(1998年)
ダ・ヴィンチ2月号(2003年)