ミッドナイト
第29話「ACT.29」
『作品内容』
ミッドナイトのタクシーに乗ってきたもう一人のミッドナイト。
茨城の尻軽村へ行けという。
まず向かったのは父親水戸仙吉のお墓。
そして昔住んでいたが今はすっかり荒れ果てた家。
父親(ヒゲオヤジ)はひどい男だった。
毎晩飲んだくれて居酒屋で倒れていた。
そんな父親をみたミッドナイトも荒れていった。
ある時「プルターク英雄伝」を読んでいると酔っ払った父親にもやされてしまう。
ある夜,家にカギをかけて友人宅で麻雀を囲んでいると駐在所の警官(ナイロン)から父親が死んだと連絡を受ける。
ミッドナイトはそのまま家に帰らずに東京へ行ってしまっていた。
次に向かったのは父親が入り浸っていた居酒屋。
そこのおかみから1冊の本を手渡される。
それは「プルターク英雄伝」であり,父親は呑む前に毎日少しずつそれを読んでいたという。
ついに読みあ割った時,息子に話そうと家に行ったがカギがかかっていては入れずそのまま凍死していた。
墓の付近は開発でとりこわされるという。
ミッドナイトはきっと迎えに来ると話し,目をさます。
そこは東京の元いた場所。
夢をみていたのか…。
お客(お茶の水博士)から声をかけられるが今から茨城に行くのだといって断り車を走らせる。
<参考文献:週刊少年チャンピオン>
『一口メモ』
『図版使用書籍』