「怪盗黄金バット」
『作品内容』
南の島にあったルビー王国。
そこの王様(豚藻負児)がピューキー大臣とフクスキイ御典医の謀反にあい毒を盛られてしまった。
そしてその娘であるココア姫も殺されてしまう。
しかし,神様はココアを不憫に想い,精神だけ下界へ戻す。
大臣たちはコロナ王の印しであったルビーダイヤを手に入れる。
そのルビーダイヤは今ではサラダ公爵(ヒゲオヤジ)の手にあるが,怪盗黄金バットがその触手を伸ばしていた。
まんまとダイヤを奪うバットだったがサラダ公爵の息子のトミイ(ケン一)が後をつけてキリギリス伯爵夫人の家まで追いこむ。
しかし,伯爵夫人の正体が黄金バットであり,トミイはそのまま囚われの身となってしまう。
ココア姫の霊はサラダ公爵と出会い,黄金バットを追って共にルビー島へわたる。
トミーは公爵と再会を果たすが,ルビー王国ではダイヤを手にしたバットが王様となっていた。
3人はダイヤを取り返し,ココアは肉体と共に復活し,王国の女王となるのだった。
チンチクリン博士でオッサン,その連れで力有武,大場加三太郎,宿屋の主人でデコピン,船長でブク・ブックが出演。
<参考文献:虫の標本箱>
『図版使用書籍』
手塚治虫全百科(1981年)
手塚治虫漫画40年(1984年)
手塚治虫の軌跡(1992年)
手塚治虫大全(1997年)
手塚治虫全史(1998年)
手塚治虫の「新宝島」(2007年)
手塚治虫表紙絵集(2016年)