「奇蹟の森のものがたり」
『作品内容』
奇蹟の森を砦にしようともくろむダリヤ大公。
森の女神はそれを何とか阻止しようと一計を案じる。
リスを魔法で隣国の王女ブライア・ローズに仕立ててダリヤ大公に近づけ、計画を反故にしようというのだ。
早速実行に移され、本物の王女は魔法で鹿にされてしまった。
兄のロビン・キッドは森で鹿の姿をしたブライアと再会し、森の女神のほかにただ一人魔法を解くことが出来るという乳島の魔女を目指す。
途中親切な農家(オッサン)に泊めてもらうがそこで山賊(ヒゲダルマ)にブライアを奪われてしまう。
戦いの末、山賊を味方にしたロビン。
一行より先に森の女神は島に先行していて母親の魔女に助力を頼んでいた。
しかし、手違いにより魔女が虫に化けてしまい、改心した女神はブライアを元に戻し、奇蹟の森を一向にしばらく貸す約束をする。
一方、城で体を壊していたリスのブライアは医師(クッター等)の診断をうけつけず、森に帰りたがっていた。
ダリヤの兄はブライヤと組んで大公を殺そうと計画する。
彼は毒薬を彼女に渡して、そっと大公に飲ませろと進める。
助けに来た女神はリスになる薬を渡して大公が見ていない隙に飲めという。
リスのブライアは病気は治った、と宣言し大公を部屋に呼び寄せる。
そこで酒盛りになり、大公はリスになる薬を飲んでしまう。
大公の兄と逃げ出したリスのブライアは森に入り、薬を飲むがそれは彼の毒薬であった。
森ではロビン等が旗揚げをしていて、リスになった大公に力はなく森に平和が取り戻された。
リスのブライアという犠牲を強いた結末だった。
作者・解説で手塚先生が、
大公の家来でラムネ,カルピスが出演。
<参考文献:講談社全集>
『図版使用書籍』
手塚治虫マンガ漫画館(1977年)
現代まんがシアター1 手塚治虫(1979年)
手塚治虫全百科(1981年)
手塚治虫まんが大研究(1982年)
手塚治虫漫画40年(1984年)
手塚治虫の軌跡(1992年)
手塚治虫大全(1997年)
フィギュア王 no.11(1998年)
手塚治虫博物館(1998年)
手塚治虫全史(1998年)
手塚治虫表紙絵集(2016年)
手塚治虫語辞典(2023年)