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「化石人間の逆襲」

発行日 種類 タイトル 発行所 判型 備考
1952年07月号 - 冒険王 秋田書店 B5判 付録・読切 -
1981年02月20日 手塚治虫漫画全集43巻 38度線上の怪物 講談社 B6判 -
2002年01月 秋田文庫 冒険狂時代 秋田書店 文庫判 -
2011年03月 手塚治虫文庫全集122 38度線上の怪物 講談社 文庫判 -
2013年12月20日 手塚治虫生誕85周年記念 冒険王別冊付録幻の6作品完全復刻限定版BOX 秋田書店 B5判 復刻版

『作品内容』
町で猛獣が大暴れする事態。 それを知ったケン一は3ヶ月ほど前のことを思い出していた。

アークズ首相は花丸博士のうちで暮らす化石人間のブガボガと自分の力士との戦いを申し込んでいた。 上から言われているその招待状に怒ったリイコはブガボガをつれて宮殿へ行く。 その力士とは名ばかりのキングコングだった。 しかしブガボガの強さを知っているコングたちは出来レースを演じる。 勝利したブガボガに首相は動物園の運営を任せる。 そこにはブガボガの親友の象プーラも居た。

早速彼は動物園の檻をすべて取っ払って動物たちを自由にする。 首相は動物の種類が少ないことを不満に感じ,テントイカン書記官(オッサン)に命じて動物たちの食料を減らして代わりに珍しい動物をつれてくる予算とする。 しかしやってきた動物たちは奇妙ないでたちだった。 食事代を削られたことに怒ったブガボガは首相に反抗するが逆に捉えられてしまう。

その頃黒ヒョウの黒ベエは動物園を抜け出すが,ケン一に出会って突然の工場の爆発に巻き込まれる。 ケン一は工場爆破犯人として捕まってしまうが,花丸博士によって助け出される。 そして首相の使いのクローダンは珍しい動物を手に入れるために花丸博士を脅す。 ケン一は動物園のふしぎな動物たちは作り物であることを突き止める。 動物園の動物たちは毒を盛られてしまう。 クロベエによって助け出されたブガボガはプーラらを引き連れて町で暴れだす。

首相とともに花丸博士の研究所を訪れたクローダンは博士が未来から連れてきていた終末期の動物を開放してしまう。 それはこの世のあらゆるものをえさに増殖していく。 そして町でブガボガとの追いかけっこを始める。 数ヶ月後,北極の氷の中に居るブガボガとプーラが見つかる。 終末の動物は食料をなくしてついには自らを食べだしたのではないかということである。

アナウンサーで手塚先生が,下っ端でタコが出演。

<参考文献:冒険王別冊付録幻の6作品完全復刻限定版BOX>

『一口メモ』


『図版使用書籍』
手塚治虫全百科(1981年)
手塚治虫漫画40年(1984年)
手塚治虫の軌跡(1992年)
手塚治虫大全(1997年)
手塚治虫博物館(1998年)
手塚治虫全史(1998年)
手塚治虫の「新宝島」(2007年)
フィギュア王No.129(2008年)
手塚治虫表紙絵集(2016年)