鉄腕アトム
第5話「赤いネコ」
『作品内容』
赤いネコに導かれて武蔵野に集められた5人の少年達。
彼らの父親はいずれも武蔵野の開発に携わっていた。
ヒゲオヤジはアトムを連れて赤いネコの正体を突き止めようとしてY教授の白骨死体を発見する。
彼は教授の飼っていたチリというネコに連れられて建設省の役人(レッド公)に会う。
役人は教授と武蔵野開発の中止を約束していたのにもかかわらず工事を進めていたのだ。
アトムは武蔵野に入り込んだ四部垣と共にチリの顔を持つ男に監禁されてしまう。
そこでアトムはY教授が生きていることを確認する。
教授と同級生だったお茶の水博士は中村課長や田鷲警部が止めるのも聞かずに単身教授の屋敷へ乗り込む。
教授は8月7日に恐ろしいことが起ると言い残し姿を消す。
そして当日、東京中は獣であふれてしまうのだった。
アトムたちも学校から外に出られず、下級生を送っていこうとしたアトムは逆にビルに突き刺されてしまう。
お茶の水博士はそのアトムを回収し、改造してY教授を探しにいかせる。
アトムは子供たちの泣き声を聞きつけあるビルに入っていく。
そこでは教授が超短波催眠装置を使って動物達を操っていた。
彼は自分の用意した爆弾の爆発に巻き込まれて瀕死の重傷を負ってしまう。
武蔵野の開発は中止になり、教授は自分の骨は武蔵野に埋めてもらいたいと言い残し息を引き取る。
ヒゲオヤジのアパート(?)の住人でラムネ,カルピスが、
薬屋で馬場のぼる氏が(p.221)、
その他タマオ、
ケン一が出演。
<参考文献:講談社豪華愛蔵版>
『映像化』
鉄腕アトム-第39話「赤い猫」-
(1963年:虫プロ制作・テレビアニメ)
鉄腕アトム-第8話「赤いネコ」-
(1980年:手塚プロ制作・テレビアニメ)
『関連文献』
国木田独歩著
「武蔵野」
『図版使用書籍』
手塚治虫まんが大研究(1982年)
手塚治虫展図録(1990年)
わたしの手塚治虫体験(一)(1990年)
手塚治虫の軌跡(1992年)
手塚治虫大全(1997年)
鉄腕アトムコンプリートブック(2003年)
手塚治虫講演集「未来への遺言」(2003年)
図説鉄腕アトム(2003年)
描きかえられた「鉄腕アトム」(2008年)
僕らが愛した手塚治虫<復活編>(2016年)