鉄腕アトム
第14話「若返りガス(原題:生きている隕石)」
『作品内容』
南アルプスに落ちた巨大な隕石を調査しに出掛けたアトムは人爪という男に会う。
彼は隕石から出るガスに若返りの力がある事をつきとめていて,アトムがお茶の水博士に知らせるのを恐れアトムを撃ってしまう。
しかし,その際に柱が倒れてきて人爪はその下敷きになってしまう。
重傷の中でアトムを直し,ガスを悪い事に使わないよう遺言して息を引き取る。
お茶の水博士はこのガスを歌舞伎の5代目に使い,見事若返りに成功する。
しかし大野という男がこのガスを狙ってアトムを何とか倒そうとする。
そこで使われたのがコバルトだった。
大野はお茶の水博士に話してコバルトをアト
ムとは別の学校へ入れ,ロボッティングで相打ちをさせる。
お茶の水博士は両小学校の愚を説き,アトムはもう治らないと話す。
タマオやケン一が大野の操るロボットを見付け,それらに襲われている時黒い覆面をしたロボットが助けに来る。
一方大野は残り少ないガスを自分で吸い,赤ん坊になってしまう。
覆面のロボットの正体を探るヒゲオヤジ,
中村課長,
田鷲警部ら。
覆面を取るとそこにはアトムがいた。
お茶の水博士が愚かな人間を戒めるために一芝居撃っ<ていたのだった。
お茶の水研究所所員でオッサン,
ロボッティングの観客でハム・エッグとランプ,
その他アトムの父,
母,
四部垣が
出演。
<参考文献:講談社豪華愛蔵版>
『映像化』
鉄腕アトム-第55話「若返りガス」-
(1964年:虫プロ制作・テレビアニメ)
『図版使用書籍』
アサヒグラフ4月29日号(1977年)
コミックトム4月号(1989年)
わたしの手塚治虫体験(一)(1990年)
手塚治虫の軌跡(1992年)
手塚治虫はどこにいる(1992年)
手塚治虫キャラクター図鑑1(1998年)
鉄腕アトムコンプリートブック(2003年)
図説鉄腕アトム(2003年)
描きかえられた「鉄腕アトム」(2008年)
扉絵原画コレクション1950-1970(2017年)
僕らが愛した手塚治虫<推進編>(2018年)