ライオンブックスシリーズ
「宇宙空港」
『作品内容』
トカゲと呼ばれる悪人がいた。
彼を追ってCPP(宇宙警察)の鳴戸(力有武)はトカゲのロケットに乗り込んで命を落とす。
ロケットは傷を負い、宇宙空港に降り立つ。
トカゲは空港の顔役であるランプに庇護を頼む。
トカゲの姿を見てしまった少年エリックは命を落としてしまう。
しかし、空港に親善のために来ていたカペラ星のカルーカルの持っていた薬によって蘇生する。
彼は鳴戸の弟のうしおと手を組んでトカゲを追う。
だが逆の彼らは嵌められ、二人とも宇宙空間に投げ出されてしまう。
命は取り留めた二人は再び、今度は土産物屋(ラムネ,カルピス)の手を借りて、トカゲの攫った子どもを捜すことにする。
彼らを見つけることに成功する二人だが、ランプとトカゲに見つけられる。
そこで巻き添えを食らうことを嫌ったランプがトカゲと彼の一人娘を殺してしまう。
さらにランプはカルーカルをも殺してしまう。
証拠が見つからないままに彼は宇宙法廷に連れて行かれる。
白を切るランプ。
このままでは彼は無罪になってしまう。
エリックとうしおは宇宙のどこかには心を治す方法を知っている宇宙人がいるはずだ、といい探しに出る。
しかし、彼らの乗った宇宙船には何とトカゲが乗っていた。
彼は命を取り留めたのだった。
娘のユリーも一緒だった。
船の中でユリーは二人になつき、トカゲがある星で二人を捨てようとした時に一緒に降りてしまう。
また、その星には実体が無く心だけの宇宙人が住んでいた。
星に地滑りが起き、うしおらが危険な状態に陥った時、彼はトカゲに乗り移り彼らを助けてくれる。
しかし、トカゲ自身は命を落としてしまう。
宇宙法廷でランプはなぜか、自分の罪をすべて認めたのだった。
そう、あの宇宙人がランプの良心を呼び帰した結果である。
CPPでドジエモンが、
空港長であり鳴戸の父でデコーン、
ランプの手下で十銭ハゲ、
東南西北、
タコ、
ヨッツン、
ナイロンが出演。
<参考文献:講談社全集>
『図版使用書籍』
手塚治虫全百科(1981年)
手塚治虫まんが大研究(1982年)
手塚治虫漫画40年(1984年)
コミックボックス5月号(1989年)
手塚治虫の軌跡(1992年)
過去と未来のイメージ展図録(1995年)
マンガの神様!(1995年)
手塚治虫大全(1997年)
手塚治虫全史(1998年)
手塚治虫の奇妙な資料(2002年)
「バンパイヤ」第二部完結編(2014年)
手塚治虫表紙絵集(2016年)
僕らが愛した手塚治虫<推進編>(2018年)