ライオンブックスシリーズ
「恐怖山脈」
『作品内容』
龍太は父の命を奪った地震を怨み、大学で研究を重ねていた。
そして地震予知計を手に故郷の村に帰る。
村には昔から地震の予知で有名な千ばあさんがいた。
彼女の予知は外れることが決してなかった。
そんな彼女の力を利用して村長はかつて地震の起きる日に龍太の父をわざと山に行かせるように仕向けていた。
龍太が帰ってきたのは自分に復讐をするためではないか、と恐れる。
龍太のもつ地震計も爆弾ではないか、と勘違いし、東京からウラン鉱脈探しに来ていた男達に襲わせる。
彼らもまた龍太の機械をウラン鉱脈探しの機械だと思っていた。
村長は千が事件の秘密を龍太に話すのではないか、と不安がり彼女を刺してしまう。
怪我はたいしたことなく、その場に龍太もいたため彼は千から地震予知の秘密を聞き出す。
理由は分からないが山の奥で地震の10日前になると光が見えるという。
翌日早速出掛ける龍太。
山にはあの東京者も来ており龍太を襲う。
龍太は光を見、彼らを助ける。
そして地震に打ち勝つ決意を新たにするのだった。
<参考文献:講談社全集>
『図版使用書籍』
手塚治虫全百科(1981年)
手塚治虫漫画40年(1984年)
コミックボックス5月号(1989年)
手塚治虫の軌跡(1992年)
手塚治虫大全(1997年)
手塚治虫全史(1998年)
手塚治虫の奇妙な資料(2002年)
手塚治虫表紙絵集(2016年)