鉄腕アトム
第43話「白熱人間」
『作品内容』
探検家のガストン氏はアフリカの奥地で宇宙人の円盤を見付け,その中から宇宙人用のロボットの設計図を手にする。
彼はその製作を日本の精密機械局に依頼する。
コバルトと共にその製作現場を見学にいったアトムはそのロボット・ブロンXが普通のロボットではない事に気付く。
お茶の水博士に話しても取り合ってもらえないアトムは,その夜ブロンXの首を盗み出してしまう。
ところがその姿を写真に取られたために中村課長,
田鷲警部等はアトム捜索の手を張り,さらに首のないブロンXを動かして首の在処を見付けようとする。
アトムは南の果ての島にいっていた。
そこは日本の中でも珍しくまだ電気がひかれていなかった。
ブロンXの胴体を破ったアトムは光り輝くブロンXの首を村民にあげる事にする。
その頃東京にはノッポー氏というふしぎな男がお茶の水博士を訪ねていた。
彼はもう一体あるブロンXの胴体を首探索に動かしていた。
警察も南の島に来て,アトムを逮捕しようとしていた。
そこへノッポー氏が現われ,ブロンXは宇宙人である自分のものであると主張する。
アトムは間違っていなかった事も話してくれるが,アトムは村民のために首を置いていって欲しいと嘆願する。
ブロンXは自分と戦って勝てば首は置いていくという。
正攻法では勝てないと悟ったアトムは白熱したまま彼を水の中に誘い込み,勝利を手にする。
ブロンXを使って悪事を考えていたガストン氏は捕らえられ,村民は明かりを手にする事が出来たのだった。
村民でノンキメガネ,
その他ヒゲオヤジ,
タマオ,
四部垣,
ケン一,
ウラン,
アトムの父,
母が出演。
<参考文献:講談社豪華愛蔵版>
『映像化』
鉄腕アトム-第59話「白熱人間」-
(1964年:虫プロ制作・テレビアニメ)
『図版使用書籍』
手塚治虫展図録(1990年)
手塚治虫の軌跡(1992年)
手塚治虫キャラクター図鑑1(1998年)
手塚治虫全史(1998年)
鉄腕アトムコンプリートブック(2003年)
描きかえられた「鉄腕アトム」(2008年)
鉄腕アトムの世界(2017年)