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鉄腕アトム
第64話「ゾロモンの宝石」

発行日 種類 タイトル 発行所 判型 備考
1967年05月号〜12月号(本誌) 少年 - 光文社 B5判 読切連載 -
1969年01月10日 手塚治虫全集 鉄腕アトム6 小学館 新書判 - -
1975年12月25日 サンコミックス 鉄腕アトム13 朝日ソノラマ 新書判 - -
1981年07月20日 手塚治虫漫画全集238巻 鉄腕アトム18 講談社 B6判 -
1993年09月22日 豪華愛蔵版 鉄腕アトム12 講談社 四六判 -
1995年12月 光文社文庫 鉄腕アトム12 光文社 文庫判 -
1999年12月 サンデーコミックス 鉄腕アトム13 秋田書店 新書判 -
2002年10月 講談社漫画文庫 鉄腕アトム10 講談社 文庫判 -
2010年12月24日 鉄腕アトム<オリジナル版>復刻大全集 unit.6 復刊ドットコム B5判,ほか 雑誌掲載版の復刻

『作品内容』
シリウスという宝石を少年の頃に拾ったために成功を収めた金山。 ところがゾロモンというロボットがその宝石を狙っていることが分かる。 息子の光はその警備のためにアトムを含めて4人のロボットを訪れる。 アトムはその横柄な態度に怒り,断る。

その夜アトムはゾロモンに会うが彼は実体のないロボットであった。 気になったアトムは警備のために金山を訪ねる。 しかし宝石は金山の息子の光が盗み出してしまう。 彼はロボットを憎んでいて,負けないためにサイボーグ手術を受けたがっていた。 父の金山はそれを許さず手術料のために盗みを働いたのだ。 しかも彼は金属の手袋をして父親を狙ったためにアトムがその犯人として疑われてしまう。

ロボット整形病院の院長(ハム・エッグ)は光からシリウスを受け取り,それを眺めているうちに段々縮小して消えてしまう。 科学省にいった光はロボットには頭を下げたくない,とお茶の水博士にわびるのだった。 博士はアトムと二人でシリウスを見ていたが彼らもちぢんでしまう。 するとシリウスは実は一つの星のようになっていることが分かる。 その先にはシーラが支配している世界があった。

シリウスは自分達の太陽と接触することが判明したために星を四次元投影法によって縮めてこの地球に来たのだ。
しかし星の大きさを元に戻すと今度は地球と引き合ってしまうために地球を縮めてその軌道に治まろうとしていた。
止めようとするアトム達だったがシーラは頭だけの念動力を使うロボットであるために歯が立たない。 あのゾロモンもシーラの念動力によって土から作ったものだった。

アトムはシーラを盗むことに成功し,その複製を作る。 シリウスのロボットは作った人間の言うことを聞くようになっているのだ。 そして元どおりにして,地球を縮める計画を白紙にする。 アトムたちは元の大きさに戻り,シリウスは宇宙の小惑星群の中に入る。

シリウスのよって縮められた人でランプメイスンヒョウタンツギ(p.124,158【ゾロモンの顔】,194【セリフ】,230), スパイダー(p.131,175,176,232), ヒゲオヤジ田鷲警部中村課長ケン一四部垣タマオが出演。

<参考文献:講談社豪華愛蔵版>

『図版使用書籍』
ユリイカ 2月号(1983年)
手塚治虫展図録(1990年)
手塚治虫の軌跡(1992年)
月刊広告批評2月号(1996年)
手塚治虫キャラクター図鑑1(1998年)
鉄腕アトムコンプリートブック(2003年)
描きかえられた「鉄腕アトム」(2008年)
東京人 2008年12月号(2008年)
鉄腕アトムの世界(2017年)
手塚治虫キャラクター名鑑(2024年)