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空気の底シリーズ
「ジョーを訪ねた男」

発行日 種類 タイトル 発行所 判型 備考
1968年09月25日号 - プレイコミック 秋田書店 B5判 読切連載 -
1971年12月03日 サンミリオンコミックス 空気の底(上) 朝日ソノラマ A5判 - -
1975年05月10日 ハードコミックス 空気の底 大都社 B6判 - -
1978年12月30日 サンミリオンコミックス 空気の底(上) 朝日ソノラマ A5判 - -
1982年10月20日 手塚治虫漫画全集264巻 空気の底 講談社 B6判 -
1985年07月30日 ハードコミックス 空気の底 大都社 B6判 -
1992年08月30日 手塚治虫傑作選集13 空気の底 秋田書店 四六判 - -
1995年08月10日 秋田文庫 空気の底 秋田書店 文庫判 -
2003年06月1日 - 手塚治虫マガジン6月号 KKベストセラーズ B5判 - -
2011年07月 手塚治虫文庫全集143 空気の底 講談社 文庫判 -
2020年02月21日 - 空気の底<オリジナル版> 立東舎 B5判 -

『作品内容』
元南部の大地主の家系に育ったオハラ大尉は黒人に強い偏見意識を持っていた。 彼は戦場においても黒人を自分の盾としか思っていなかった。 その戦場で彼は瀕死の重傷を負う。 回復して彼は将軍(レッド公)から内臓器官のほとんどすべてを直前に死んだジョーから移植した事を聞かされる。

オハラはスラム街のジョーの家を訪ねる。 そこには寝たきりの母親がいるだけだった。 彼はジョーが母親に送っていた手紙を差し出させ、それを焼き捨てる。 安心した彼であったが、他の黒人から今では輸血用の血液のほとんどは黒人から提供されたものだと聞かされる。 もはや純血の白人は数少ないのだ。 思い直した彼はジョーの母親に自分の心臓(ジョーの心臓)の音を聞かせる。 喜ぶ母親を背に帰ろうとするオハラに白人への偏見を持った黒人からの銃弾が襲い、倒れるのだった。

<参考文献:講談社全集>

『図版使用書籍』
手塚治虫の軌跡(1992年)
手塚治虫大全(1997年)