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「耳ガラス」
原題:耳鴉

発行日 種類 タイトル 発行所 判型 備考
1972年05月15日号 - 週刊少年ジャンプ 集英社 B5判 読切連載 -
1977年12月20日 手塚治虫漫画全集63巻 ライオンブックス3 講談社 B6判 -
1995年03月15日 集英社文庫 手塚治虫名作集4「マンションOBA」 集英社 文庫判 -
2010年01月 手塚治虫文庫全集029 ライオンブックス(2) 講談社 文庫判 -

『作品内容』
マンションOBAの住人達は田楽城にピクニックに来た。 彼らが本来の姿で寛いでいるとタカシがやってきて、大慌てで人間の姿に戻る。 そして、今日は自分達だけで楽しむのだといってタカシを返してしまう。 面白くないタカシは城に住み着いている鴉を掴まえて、その羽を頭に挿してしまう。 これこそ「耳ガラス」。 城の城主の霊はこの鴉に目を付け、耳ガラスを宣伝材料にして城を有名にしようと企む。 そのためには鴉の秘密を知っているタカシは邪魔だった。 城主の部下等に捕まって太鼓の中に閉じ込められてしまうタカシ。

タカシが帰ってこないことを不審に思った住人達は既に全国的に有名になってしまった田楽城に赴く。 そこでは耳ガラスの耳が猫によって取り払われ、城主の霊が現れていた。 されに太鼓の中からタカシが見つかり、長老の怒りは頂点に達する。

ヒトシの父親が市長として、 その近く(助役?)にはテツノのオッサンが、 また木皮さんの顔でヒョウタンツギが出演。

<参考文献:講談社全集>

『図版使用書籍』
手塚治虫全百科(1981年)
手塚治虫の軌跡(1992年)
手塚治虫マンガ大全(1997年)
扉絵原画コレクション1971-1989(2018年)