ブラック・ジャック
第58話「快楽の座」
発行日 |
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タイトル |
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備考 |
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1975年01月20日号 |
週刊少年チャンピオン |
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秋田書店 |
B5判 |
読切連載 |
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『作品内容』
スチモシーバーと呼ばれる脳に直接作用して心をあやつる機械。
鬼頭教授はこれを鬱病体質のサブ少年(星真一)の脳に埋め込む。
狙い通り少年は笑顔が絶えなくなる。
しかし、治ったのは外見だけだった。
心が病んでいる少年は母親を殺そうとする。
ブラックジャックは少年の脳から電極を取り除く。
そして少年の母親に対しこれからの処方箋を示すのだった。
本作品中にはママー、
力有武、
中村課長、
田鷲警部が出演。
<参考文献:週刊少年チャンピオン>
『一口メモ』
ショッキングな話である。
特に4ページ目の犬の絵などは気味が悪い。
鬱病の星真一君はやはり妙。
ただ、ラストシーンが少し不満である。
この様な治療法をうみだした人間を憂うような、やはりバックショットのブラックジャックで終わった方がよかったのではないかと思う。
このエピソードは単行本未収録となっている。
扱っている病気、治療法が原因と思われる。
『図版使用書籍』
手塚治虫漫画40年(1984年)
手塚治虫全史(1998年)