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三つ目がとおる
第8話「三つ目族の謎編」

発行日 種類 タイトル 発行所 判型 備考
1975年02月23日〜05月25日号 - 週刊少年マガジン 講談社 B5判 読切連載 -
1975年04月25日 講談社コミックス 三つ目がとおる2 講談社 新書判 - -
1980年07月20日 手塚治虫漫画全集109巻 三つ目がとおる9 講談社 B6判 -
1986年08月06日 KCコミックス253巻 三つ目がとおる2 講談社 B6判 - -
1998年12月10日 講談社漫画文庫 三つ目がとおる2 講談社 文庫判 -
2003年05月14日 プラチナコミックス 三つ目がとおる"三つ目族の謎" 講談社 B6判 - -
2012年05月02日 GAMANGA BOOKS 三つ目がとおる"三つ目登場" 小学館 B6判 -
2012年05月02日 GAMANGA BOOKS 三つ目がとおる"三つ目族の謎" 小学館 B6判 -
2017年08月29日 三つ目がとおる1<オリジナル版>大全集 - 復刊ドットコム B5判 -
2017年10月28日 三つ目がとおる2<オリジナル版>大全集 - 復刊ドットコム B5判 -

3月23日号4月6日号

『作品内容』
ある嵐の晩,額に第三の目を持つ婦人が犬持医院を訪れた。 彼女は自分の息子を博士に渡すと落雷に打たれて命を落した。 博士の養子となった写楽方介もまた次第に額に第三の眼が出来,異常な知能指数を発揮した。 この異端児を恐れた博士はその第三の眼にばんそうこを張って育ててきたのだ。

第一章"重すぎる小包"
犬持博士の元に異様に重い小包が届いた。 奇異に感じた博士は須武田博士や警察(力有武ら),来来軒の主人(ヒゲオヤジ)に連れられた写楽を呼ぶ。 中身は青銅で出来た球であり,7〜8000年前の古代文字が刻まれていた。 その次の日,写楽は彼の伯父と名乗る
ゴブリン男爵にさらわれる。 男爵は球の送り主であり,その古代文字を写楽に解読させようとしたのだ。 容易にはがれないばんそうこを
無理にはがそうとする男爵。 犬持医院に帰ってきた写楽の額は血で染まっていた。

第二章"天人鳥"
博士にばんそうこを取られた写楽は球に書かれた古代文字をいとも簡単に解読した。 そして博士を眠らせた後にその球の中に入っていた天人鳥を使って和登さんを呼び出した。 琵琶湖に埋まっている三つ目族の財宝を掘り出す計画を持ちかけられる和登さん。 恐ろしさに逃げ出した彼女をヒゲオヤジは通行人(手塚先生ら)を蹴散らして駆けつけ写楽にばんそうこを張ってしまう。 しかし,財宝に興味を持った和登さんはばんそうこを張ったままの写楽を伴って連休を使って琵琶湖へ向かう。

第三章"余呉明神の秘密"
琵琶湖のそこに潜った和登さんは財宝の入り口を見付けた。 しかし,後を追ってきたゴブリンは和登さんを脅して写楽のばんそうこをはがし,彼女は湖に沈めてしまう。 和登さんを助けたのは代々財宝を守ってきたという公卿と名乗る少年だった。 意識を取り戻した写楽は天人鳥を呼び寄せてゴブリンのもとから脱出をする。 和登さんと合流した写楽は湖の底以外の入り口を求めて天人鳥を飛ばす。

第四章"湖底の財宝"
和登さんは写楽,公卿とともに湖底の地下室に入り,最後の部屋にたどり着く。 しかし,そこにあったのはただ一枚の金属板だった。 そして湖底の入り口は開かれ地下室に水がせまる。 公卿は写楽にばんそうこを張るのに成功するが,崩れてきた天井の下敷きになってしまう。 湖の上にいたゴブリンも渦に巻かれてしまう。 和登さんと写楽は脱出に成功する。

第五章"破壊への遺産"
犬持博士の家に帰った和登さんはいきさつを話す。 須武田博士は金属板に書かれた文字の解読のために写楽のばんそうこをはがすように和登さんに頼む。 写楽はそれを読みひどく興奮した。 金属板は三つ目族の遺書に当たり,写楽は現在の人類の文明を破壊し尽くすように運命付けられていたのだ。 恐怖を感じた和登さんは写楽に無理矢理ウイスキーを飲ませ,そのすきにばんそうこを張る。

<参考文献:講談社全集>

『図版使用書籍』
手塚治虫展図録(1990年)
手塚治虫全史(1998年)
「地上最大の手塚治虫」展(2012年)
手塚治虫×石ノ森章太郎 マンガのちから(2013年)
僕らが愛した手塚治虫<復活編>(2016年)