ブラック・ジャック
第109話「死者との対話」
『作品内容』
自分の母校を訪ねたブラックジャックは解剖実習の途中で気分を悪くした学生と出会う。
彼は先輩であるブラックジャックに医者をやっていてむなしくならないか,と言う。
ブラックジャックは解剖室に行ったとき,ノートを忘れて取りに来たさっきの学生と会う。
そこである解剖に使われた男(麻理夫)と会話をする。
彼は死刑囚であったが,ノイロ・ブラストームに冒され余命幾ばくも無かった。
しかし彼は死ぬ前に読みたい本が多くあり,ブラックジャックに治療を頼む。
無免許医であるブラックジャックが刑務所の中で手術を行えるわけも無く,その場で断るが後日彼を外出させて手術し,見事に完治する。
彼は満足して処刑台に上がり,自分の体を学問のために使ってほしいと残すのだった。
ブラックジャックは手術の跡が見たくてここに足を運んでいた。
そして学生にこう言う。
「満足な事だってあるさ…」
医大の教授でヒゲダルマが,
神父でオッサン,
刑務所員(?)でラムネ,カルピスが出演。
<参考文献:チャンピオンコミックス>
『図版使用書籍』
手塚治虫講演集「未来への遺言」(2003年)
ブラック・ジャック展アートブック(2023年)