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ブラック・ジャック
第115話「不発弾」

発行日 種類 タイトル 発行所 判型 備考
- 秋田書店 B5判 読切連載 -
1978年05月25日 チャンピオンコミックス ブラック・ジャック14 秋田書店 新書判 -
1981年01月20日 手塚治虫漫画全集155巻 ブラック・ジャック5 講談社 B6判 -
1987年12月30日 豪華版 ブラック・ジャック7 秋田書店 四六判 -
1993年07月 秋田文庫 ブラック・ジャック7 秋田書店 文庫判 -
2005年01月20日 チャンピオンコミックス 新装版ブラック・ジャック8 秋田書店 新書判 -
2010年07月09日 手塚治虫文庫全集063 ブラック・ジャック(6) 講談社 文庫判 -
2013年04月18日 - ブラック・ジャック大全集(8) 復刊ドットコム B5判 -

『作品内容』
井立原(ノラキュラ)は気球の試乗に招待される。 が,招待客は彼とブラックジャックの二人きりであった。 陸から離れ,ある小島についたところで小休止となった。 そこで彼が用を足している間に運転士(力有武)は気球を上げてしまう。
さらにブラックジャックは彼にサンドイッチと水筒のみを残してヘリコプターで去る。 海岸に船があること,そして島中に555発の地雷が埋まっていることを告げて。

彼は腹ばいになって地雷をよけながら海岸を目指す。 そんな中ある20年前の出来事を思い出すのだった。 それはこことよく似た風景だった。 ある地雷処理をしていた当時自衛隊員の井立原は役人から金をつかまされて,「危険」の立て札を早めにはずしていた。 それから3年後,そこにあった不発弾である親子が大怪我をした。 子供の方は何回もの手術を繰り返した末,何とか命を取り留め,母親は手足を切断,さらに声も出せないようになってしまったと言う。

水筒の中身も空になり,ある水溜まりを見つけた彼は喜び水筒をなげてしまう。 その水筒が地雷にあたり,爆発を起こす。 それに合わせたようにブラックジャックが迎えに来て彼を連れて行く。 手術室で治療を終えたブラックジャックは井立原に20年前の事件についての質問をする。 そして自分があの子供であり,関係者5人に対しての復讐を遂げる決意を話す。 井立原が自分を殺人罪で訴えれば,ここで録音したテープを法廷に差し出すと告げブラックジャックは去る。

井立原に気球試乗の招待状を持っていく男でフーラー博士が出演。

<参考文献:チャンピオンコミックス>

『図版使用書籍』
FLASH2018年11月13日号(2018年)
ブラック・ジャック展アートブック(2023年)