ブラック・ジャック
第119話「ハリケーン」
『作品内容』
世界的な財産家のクロスワード(フランケンシュタイン)はある小さな島に妻,甥と隠れ住んでいた。
と言うのも彼は膵臓ガンに冒され,公表すると大事件になる恐れがあったからである。
そこへブラックジャックが呼ばれる。
手術は4回に分けて行われることになった。
実は妻と甥は通じており,クロスワードに何とか遺言状を書かせようとしていた。
しばらくして島をハリケーンが襲う。
脱
出しなければ全滅は必至となる。
しかし,飛行機の1台は壊れてしまい,残りの1台には3人しか乗れない。
操縦士(田鷲警部)を除くと後二人である。
甥は自分の命惜しさにブラックジャックとクロスワードを島に残す。
ブラックジャックは屋敷のそばにある井戸の中へ自分とクロスワードをつるす。
ハリケーンが去った後,すぐ近くに飛行機は墜落していた。
命を惜しんだものは死んでいったのである。
妻のケイトの顔でヒョウタンツギ(p.123)が,
またハリケーンで手塚先生が飛ばされてくる。
<参考文献:チャンピオンコミックス>
『映像化』
BJ-流氷,キマイラの男
(1993年:手塚プロ製作・オリジナルビデオアニメーション)
『図版使用書籍』
ダ・ヴィンチ2月号(2003年)