ブラック・ジャック
第218話「戦争はなおも続く」
『作品内容』
イル国とイラヌ国は泥沼のような戦争を続けていた。
そこでブラックジャックはある患者の治療を依頼される。
彼くらいの少年は皆戦争に行っており,母親は愛国主義者で息子を一刻も早く戦場に出そうとしていた。
しかし,そのために強引に歩く練習などをさせていて病気を却って重くして行く。
ブラックジャックは手術を成功させるが,ホテルの人間(オッサン)にあの家は父親が戦争反対で捕まってからずっと監視されている事を聞かされる。
ブラックジャックは家の中から隠しマイクを見つけ出し,母親に何を話しても大丈夫だという。
彼女は息子を戦場に出したくないために病気を治したくなかったのだ。
さらに愛国主義を前面に出して政府をごまかしていた。
ブラックジャックは当分安静の診断書を置いていくが,彼もしばらく経つと戦争に駆り出され3日目にあっけなく死んだという。
ヒョウタンツギ(p.163)出演。
<参考文献:チャンピオンコミックス>
『図版使用書籍』
手塚治虫マガジン'04年9月号(2004年)
ブラック・ジャック展アートブック(2023年)
手塚治虫キャラクター名鑑(2024年)