「いないいないばあ」
発行日 |
種類 |
タイトル |
発行所 |
判型 |
備考 |
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1981年01月号 |
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月刊少年ジャンプ |
集英社 |
B5判 |
読切 |
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1982年03月20日 |
手塚治虫漫画全集127巻 |
タイガーブックス7 |
講談社 |
B6判 |
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1989年04月10日 |
- |
手塚治虫名作集1 |
ホーム社 |
四六判 |
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1995年03月15日 |
集英社文庫 |
手塚治虫名作集1「ゴッドファーザーの息子」 |
集英社 |
文庫判 |
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2003年01月 |
講談社漫画文庫 |
恐怖短編集6「復讐の輪廻編」 |
講談社 |
文庫判 |
- |
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2003年09月01日 |
- |
手塚治虫マガジン9月号 |
KKベストセラーズ |
B5判 |
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2011年05月 |
手塚治虫文庫全集118 |
タイガーブックス(4) |
講談社 |
文庫判 |
- |
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『作品内容』
僕は受験勉強をするためにたが屋というひなびた旅館につめていた。
勉強部屋は何と500年も前に建てられたそうだ。
ある夜、うしろに気配を感じてフェイントを入れて振り向くと、そこには小さい子供がいた。
彼は座敷童子であり遊びをせがまれたので付き合ってやった。
おかげで勉強は全然進まなかった。
あいつは必ず受かるって言ってくれたけど。
合格発表の日、なぜか合格してしまった。
喜んで僕はあの旅館に出掛けていき、砂糖をまいてやった。
それから何年かして僕は結婚した。
そして新婚旅行にはたが屋を選んだ。
その夜、僕の耳元であいつが火事だから逃げろといった。
ぼくたちは急いで逃げた。
だけど僕はあいつの住んでいる畳を持ち出すために戻っていった。
彼女は嫌がったけど、新居にも畳を持っていった。
やがてぼくたちにも子供ができた。
産院にも畳を持ち込んだ。
彼女に理由を聞かれ、僕は一部始終を話した。
あいつはぼくたちの子供になりたがっていた。
生まれた子供はあいつにちっとも似ていなかったけど、いないいないばぁをやるととても喜ぶところを見るとやはり生まれ変わりかも、と思う。
レポーターでノールス・ヌケトールが、主人公の妻の顔でヒョウタンツギ(p.67)出演。
<参考文献:講談社全集>
『図版使用書籍』
手塚治虫全百科(1981年)
手塚治虫の軌跡(1992年)
手塚治虫マンガ大全(1997年)
ホラー傑作選(2003年)
扉絵原画コレクション1971-1989(2018年)
サンエイムック「どろろ」「三つ目がとおる」大解剖(2019年)