「さらばアーリィ」
『作品内容』
チェンは与太者にからかわれているアーリィを助ける。
彼女は言葉もろくに話せない、噂の野人だった。
ねぐらまで送っていくとそこには野人が大勢いた。
だが、彼らはかつての戦争の報いでこのような生活に身を落としたのだと語る。
アーリィに恋焦がれられながらも、チェンは財宝をお礼にもらい去る。
帰り道彼は何者かに教われる。
彼らはアーリィをからかっていた連中だった。
チェンは財宝の在処をはくようにいわれ、拷問に遭う。
3ヶ月経って、案内を引き受けたチェンは宝物倉の入り口を壊すのにダイナマイトが必要だという。
途中で銃を奪いダイナマイトを爆発させる。
奇跡的に助かったチェンはアーリィとその父親に救われる。
チェンの荷物を待っていた発掘隊が遺跡を訪れた時、何百年も前にぼろぼろになったチェンの帽子を見つけるのだった。
ヒョウタンツギ(p.135)出演。
<参考文献:講談社全集>
『再版による相違』
<チャンピオンコミックス〜講談社全集>
・全集1ページ目書下ろし
・全集135ページ
チャンピオンコミックス
「(略)全身毛むくじゃらで人と猿のアイノコで(略)」
全集
「(略)全身毛むくじゃらで人とも猿ともわからない姿で(略)」
・全集138ページ6コマ目:セリフ入れ替え
『一口メモ』
講談社全集に載っている英語タイトルはなぜか「goodbye Mali」となっている。
西洋人には「アーリィ」と発音できないのだろうか?。
『図版使用書籍』
手塚治虫全百科(1981年)
手塚治虫の軌跡(1992年)
手塚治虫マンガ大全(1997年)
手塚治虫博物館(1998年)
扉絵原画コレクション1971-1989(2018年)
手塚治虫キャラクター名鑑(2024年)