「森の四剣士」
『作品内容』
幸福の鳥の心臓を食べた兄弟は一日に一枚、口から金貨を吐き出すようになった。
それを悪魔に魅入られたと勘違いした父親は二人を家から追い出してしまう。
森の中で彼らを拾って育ててくれたのは山賊のブラトン(ヒゲオヤジ)だった。
成人した二人は森を出て都へ向かう。
その途中で熊や兎のぴょん吉(耳男)などの動物剣士に出会い、彼らを供にすることになる。
二人は別々の道を行くことに決め、森の木に剣を1本さして何かあったらそれが錆びるからそうしたら助け合うことにした。
弟は魔物に食べられようとしていた王女を助けたが、その手柄は赤鼻将軍(ハム・エッグ)が横取りしてしまう。
都で心優しいおじいさん(オッサン)に助けられ、彼は王子として迎えられることになる。
追われた将軍はあろう事か、山賊のブラトンを引き連れてお城に攻め上ってくる。
ブラトンは捕らえられ死刑になるところを弟の証言で助けられる。
しかし彼は自分の身分を偽ったとして森の中に消えていく。
かつて彼が倒した魔物の姉はその復讐心に燃えていた。
危機一発のところで兄が駆け付け事無きを得る。
弟は王女と一緒になり、いつまでも幸せに暮らしたとのこと。
<参考文献:講談社全集>
『図版使用書籍』
手塚治虫全百科(1981年)
手塚治虫の軌跡(1992年)
手塚治虫大全(1997年)
手塚治虫全史(1998年)
「地上最大の手塚治虫」展(2012年)
手塚治虫表紙絵集(2016年)
手塚治虫キャラクター名鑑(2024年)