「平原太平記」
『作品内容』
ときは幕末、足伏が原は追いはぎやお化けが出るといわれていた。
須田紋左(ヒゲダルマ)はそこにクワを植えようとして藩の殿様に願い出る。
四町十二村の庄屋(ヒゲオヤジら)と掃海和尚(花丸博士)の助けもあってまず人手が集められる。
だが、一度は開拓に反対する黒主屋(ブク・ブック)の妨害に遭って頓挫してしまう。
その後大地震に見まわれ、それに伴って大雨、洪水が起り、足伏が原は壊滅状態に陥ってしまう。
しかし、洪水の中紋左に命を助けられた黒主屋は改心し、その全財産を足伏が原の復活に費やして旅に出る。
時代は変革していき、幕軍と戦う官軍が足伏が原をとおるという話が聞こえてくる。
藩としてはそれを食い止めるために兵を出し、もとより開拓に反対していた柳生周馬(ランプ)は火をかけてしまう。
文明開化が起り、足伏が原に製糸工場が誕生する。
だが毎夜毎夜その歯車の中に刀が挟まれるという事件が起り、元紋左の下僕で今は工場の社長になっているぺく内(ケン一)は見張りに立つ。
そこには藩の生き残りと周馬がいた。
彼らと供に爆発を起る工場。
それでも紋左はもう一度再建を図るのだった。
<参考文献:角川文庫>
『図版使用書籍』
手塚治虫マンガ漫画館(1977年)
現代まんがシアター1 手塚治虫(1979年)
手塚治虫 マンガの魅力(1979年)
手塚漫画のはじまり(1980年)
手塚治虫全百科(1981年)
手塚治虫まんが大研究(1982年)
手塚治虫漫画40年(1984年)
手塚治虫の軌跡(1992年)
こころにアトム(1995年)
手塚治虫大全(1997年)
陽だまりの樹公演プログラム(1998年):講談社全集表紙
手塚治虫博物館:小林準治著(1998年)
手塚治虫全史(1998年)
文藝別冊 手塚治虫(1999年)
手塚治虫記念館(第5刷)(2003年)
手塚治虫の「新宝島」(2007年)
「地上最大の手塚治虫」展(2012年)
僕らが愛した手塚治虫<復活編>(2016年)
手塚治虫表紙絵集(2016年)
手塚治虫キャラクター名鑑(2024年)