鉄腕アトム
第30話「キリストの目(原題:七つの影法師)」
『作品内容』
ある教会に賊が紛れ込んだ。
悪人でも神は恐いのか神父(レッド公)にキリストの目を隠すようにいう。
神父はその中の一人の顔を見たために殺されてしまう。
そして教会の鐘つき男のかし蔵は賊の数は来る時は7人だったが帰る時は6人だったという。
ヒゲオヤジはそのなぞ解きに夢中になり校長先生(ノンキメガネ)に注意される始末。
アトムは自動車事故に遭った男からある鞄を託される。
家にはその鞄の持ち主だという女が現れるがアトムはそれを渡そうとはしない。
父,母は人様のものを盗るのはうちの子ではない,とアトムを叱る。
悲観して家出したアトムは謎を解いて賊に襲われているヒゲオヤジを助ける。
神父はキリストの目隠しをする時,その目に山カン重工業のマークを描き込んでいた。
賊にその社長が含まれていたのだ。
彼らは殺人ロボットを売り出そうとしていた。
教会に来た時7人だったうちの一人はロボットであり,帰りには分解されて運び出されていたのだった。
田鷲警部,お茶の水博士が出演。
<参考文献:講談社豪華愛蔵版>
『映像化』
鉄腕アトム-第13話「キリストの眼」-
(1963年:虫プロ制作・テレビアニメ)
『図版使用書籍』
手塚治虫漫画40年(1984年)
手塚治虫の軌跡(1992年)
手塚治虫キャラクター図鑑1(1998年)
手塚治虫全史(1998年)
鉄腕アトムコンプリートブック(2003年)
図説鉄腕アトム(2003年)
描きかえられた「鉄腕アトム」(2008年)