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「伴俊作まかり通る」

発行日 種類 タイトル 発行所 判型 備考
1961年04月号〜06月号 - 中学生画報 秋田書店 未確認 連載 -
2024年04月30日 - 手塚治虫キャラクター名鑑 玄光社 A4判 -

『作品内容』
第1回「DEAD CLUB デッドクラブ」
工事現場で見つかる死体。
ビルの中で起こる銃による殺人事件。
その犯人は被害者と同じ顔をしていた。

警視庁へ向かうヒゲオヤジこと伴俊作。
タクシーから拉致され,7人組に囲まれるが逆に全員を熨して去っていく。

捜査第二課長のジャムブを訪ねていったヒゲオヤジは警視庁内で兄を殺されたという少年に出会う。
しかし殺された兄の死体は部屋に残っておらず,彼は眠らされていたという。
事件の香りを感じたヒゲオヤジはジムと名乗る少年の家に一緒に行き現場を確認する。
シャワーの上にも飛んだ血しぶきを見て不審に感じたヒゲオヤジは血液銀行に昨夜被害者の血液型であるAB型を買いに来た男がいないかを尋ねる。
買いに来た男はレッド・プレディといい,ジムによると彼は被害者である兄の友人であるという。

ヒゲオヤジとジムは光が丘のホテルで支配人をしているプレディに会いにいく。
フロント(ハム・エッグ)にプレディを尋ねると警察へ行って不在という。
ふたりはそのままホテルに滞在することにする。
食事を取りに食堂へ向かうふたりの上からがけ崩れが襲う。

第2回「DIED CRUB 死んだ蟹」
命からがら逃げ切ったふたりは食堂でプレディと会う。
血液を買いに行ったことなどでプレディを追い詰めるヒゲオヤジ。
しらばっくれるプレディにヒゲオヤジはタバコにマッチを突き刺したものが現場にも会ったということを話す。
ジムを人質にとられ油断した隙にヒゲオヤジは後ろから強く殴られそのまま機を失う。
そして気がつくとそこは元の警視庁だった。
警備の人間からはずっとそこで寝ていたと伝えられる。
捜査課長のジャンプ(丸首ブーン)に会ったヒゲオヤジは工事現場で起こった殺人事件について相談を受ける。
そこで見た死体の顔は紛れもなくプレディだった。
確認のためホテルへ向かうヒゲオヤジとジャンプ。
しかしそこにいた支配人はまったくの別人だった。
さらにジムにも会うが彼はボーイをしているバディと名乗り,ヒゲオヤジのことは知らないという。
とうとうヒゲオヤジは精神病院に連れて行かれてしまう。
病院を抜け出したヒゲオヤジはビルの窓からマッチを突き刺したタバコを見る。

第3回「DIED CRUB 死んだ蟹」
ホテルの中でプレディを見つけるヒゲオヤジ。
逃走劇の果てでプレディを捕まえるヒゲオヤジ。
警視庁にプレディを預けたヒゲオヤジはそのあと怪しい男たちに追撃され,下水溝の中で追い詰められる。

『図版使用書籍』
手塚治虫全百科(1981年)
手塚治虫漫画40年(1984年)
手塚治虫の世界(1989年)
手塚治虫の軌跡(1992年)
手塚治虫大全(1997年)
僕らが愛した手塚治虫<推進編>(2018年)