『作品内容』
隆一は売れっ子の漫画家だったが、いつも同じテーマの作品を書いていた。
ある時編集者に無理を言って本当に書きたいものを手がけるが、結局人気は得られなかった。
それからは何をかいても旨く行かず、ジレンマに陥ってしまう。
そんな隆一は5年前の事を思い出す。
彼はその時進路に迷い、あるおばあさんに渡されたコインで漫画家への道を選んでいたのだ。
そのおばあさんはもし人生をやり直したかったら「八角形の館」を訪ねろといった。
隆一は車を飛ばし、言われたとおり館につく。
そこで彼は不思議な空間に迷い込み、気がついた時にはボクサーになっていた。
正義感に燃えていた隆一だったが、恋人に頼まれ次の試合で八百長をしてしまう。
自己嫌悪に陥った彼はやはりマンガ家になれば良かったと悔やむ。
その瞬間、隆一の体は半分にわれ、その片割れは漫画家に世界に戻ってしまう。
賊でランプ、
ハム・エッグ、
ヘック・ベンが、
隆一のトレーナーで力有武がそれぞれ出演。
<参考文献:チャンピオンコミックス>
『図版使用書籍』
手塚治虫全百科(1981年)
手塚治虫大全(1997年)
手塚治虫全史(1998年)
僕らが愛した手塚治虫<復活編>(2016年)
サンエイムック「どろろ」「三つ目がとおる」大解剖(2019年)