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「白い幻影」

発行日 種類 タイトル 発行所 判型 備考
1972年08月08日号 - 女性セブン増刊号 小学館 未確認 読切 -
1976年07月20日 秋田漫画文庫 時計仕掛けのりんご 秋田書店 文庫判 - -
1980年09月20日 手塚治虫漫画全集96巻 鉄の旋律 講談社 B6判 -
1990年01月23日 手塚治虫短編集2 サスピション 講談社 四六判 -
1994年04月30日 秋田文庫 時計仕掛けのりんご 秋田書店 文庫判 -
2001年11月 講談社漫画文庫 手塚治虫悲恋短編集 講談社 文庫判 -

『作品内容』
若い二人の幸福もただ一度の海難事故で奪われてしまった。 女は助けられたが、男はそのまま行方不明になってしまう。 その後、女の目には男の最後の姿が焼き付き、白いものがあるとそこに映し出されるようになる。 医師はその最後の瞬間で女の目がカメラのような役割を果たしたのだと話す。

女は幾度か新しい恋を考えることもあったが、その都度目の前に現れる男の姿に止められる。 そしていつしか彼女は二人きりの世界に満足を見出していく。 何年か経ち、女は年を重ねていった。 ある時中年の夫婦が彼女を訪ねてくる。 夫はある海難事故で記憶を失っていたがある少女が頭の片隅に残っており、かすかな記憶を頼りにここを訪ねたのだという。 女は彼だということが分かるが、その妻の姿から本当のことはいえずそのまま別れるのだった。

<参考文献:講談社全集>

『図版使用書籍』
手塚治虫の軌跡(1992年)
手塚治虫マンガ大全(1997年)
手塚治虫全史(1998年)
扉絵原画コレクション1971-1989(2018年)
サンエイムック「どろろ」「三つ目がとおる」大解剖(2019年)