ブラック・ジャック
「U-18は知っていた」
『作品内容』
アメリカはサウスダコタ州の砂漠の中にすべてをコンピューターで一元管理している病院があった。
このコンピューターU-18は頭脳(ブレイン)と呼ばれていた。
ある時回路に故障個所が出来,彼(?)は患者を半ば人質に取り,治療をブラックジャックにさせねばすべての患者を殺すと言い出す。
U-18の生みの親とも言うべきワットマン博士(岩根山ルリ子)はフランスにいるブラックジャックを探し出す。
ブラックジャックは治療費として300万ドルを請求する。
治療中はU-18と言えども電源をすべて落とす。
病院の職員達(ヘック・ベン,
十銭ハゲら)はそこに乗じてU-18を解体しワシントンから新しい頭脳を取り寄せようとする。
しかし,ブラックジャックは手術中だ,といって彼らを追い出す。
すべてが終わった後,U-18は別室での博士等の会話を聞き,ブラックジャックが自分を救ったことを知る。
そして,自分自身の引退を告げるのだった。
ブラックジャックに成り澄ましてU-18の内部に入ろうとする職員でカオー・セッケンが,
患者でヒゲオヤジ,
サファイヤ,
写楽,
手塚先生が出演。
『一口メモ』
ブラックジャックが請求する300万ドルを日本円で10億円と解説している。
なんだか隔世の感が…。
参考にしたのが初版なので例えば豪華版では改定されているのか?。
<参考文献:チャンピオンコミックス>
『図版使用書籍』
手塚治虫の軌跡(1992年)
手塚治虫キャラクター図鑑1(1998年)
手塚治虫全史(1998年)
ブラック・ジャック展アートブック(2023年)
三つ目がとおる[ミッシングピーシズ](2024年)