「ザムザ復活」
『作品内容』
人類は増えすぎた人口を抑制し、滅びかかった動物達を何とかするために恐ろしいことをしていた。
犯罪者などの人間達を改造し、動物や虫に改造していたのだ。
ザムザはそこの自然公園の監視員をしていたが、ある雌ライオンに毎朝パンとコーヒーを運んでいた。
彼女はかつてはザムザの恋人であり、やむなく人を一人殺して改造されたエレーナだった。
彼女は人間の言葉もある程度思い出し、ある時二本足で立っていた。
それを見た監視員は彼女を車で追いまわし、電気鞭を食らわせた。
ザムザは怒り彼を銃で撃ってしまう。
ザムザはその罪によって虫に改造されるのだが、通常2,3ヶ月で死ぬはずが一年経っても元気でいた。
丸々太ったザムザはある夜その背中が割れる。
所長の部屋に巨大な羽虫が襲ってきて命を奪う。
それこそザムザの変態の結果だったのだ。
十銭ハゲ(p.11)、
スパイダー(p.32)が出演。
<参考文献:講談社全集>
『一口メモ』
カフカの「変身」の手塚版。
『図版使用書籍』
マンガ奇想天外 SFマンガ大全集第2号(1980年)
手塚治虫全百科(1981年)
手塚治虫漫画40年(1984年)
手塚治虫の軌跡(1992年)
こころにアトム(1995年)
手塚治虫マンガ大全(1997年)
手塚治虫全史(1998年)
僕らが愛した手塚治虫<復活編>(2016年)
サンエイムック「どろろ」「三つ目がとおる」大解剖(2019年)
手塚治虫キャラクター名鑑(2024年)