「ころすけの橋」
『作品内容』
カモシカの親分はキヨモリといった。
ある時彼らの一群が橋を通ると子カモシカが足を挟み取れなくなってしまった。
少年は彼のために毎日食料を持っていき、雨の時はビニールシートを持っていった。
カモシカはころすけと名づけられた。
ころすけは角が生えるまで成長した。
しかし、カモシカによる農作物の被害が大きくなるに連れて村長はついに射殺に踏み切る。
その中にはキヨモリや、ころすけも含まれていた。
怒り心頭に発する少年だったが、父親(力有武)から母親が帰ってくると聞き少し心が和む。
橋に花を持っていき、子カモシカを見る。
<参考文献:講談社全集>
『再版による相違』
<初出〜全集>
・1,2ページ目丸々描き直し
・全集3ページ目1コマ目セリフ位置変更
・全集30ページ目6〜9コマ目書下ろし
・全集31ページ目2コマ目〜32ページすべて書下ろし
『一口メモ』
全集刊行に当たってラスト部分を大幅に描き直しており、より深い余韻が残るようになっている。
『図版使用書籍』
手塚治虫全百科(1981年)
手塚治虫漫画40年(1984年)
手塚治虫の軌跡(1992年)
手塚治虫マンガ大全(1997年)
手塚治虫博物館(1998年)
手塚治虫全史(1998年)
扉絵原画コレクション1971-1989(2018年)
僕らが愛した手塚治虫<推進編>(2018年)