「幽霊男」
発行日 |
種類 |
タイトル |
発行所 |
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備考 |
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戦中 |
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習作 |
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1995年08月03日 |
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幽霊男/勝利の日まで |
朝日新聞社 |
新書判 |
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2010年12月29日 |
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手塚治虫 創作ノートと初期作品集 |
小学館 |
B5判 |
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2012年05月 |
手塚治虫文庫全集196 |
手塚治虫漫画全集未収録作品集(3) |
講談社 |
文庫判 |
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『作品内容』
破壊蟲
山田野加賀志科学研究所に忍び込むふしぎな黒い影。
助手の鳴子は影につかまって脅される。
それから1時間後,雨の中山田の博士が帰宅する。
博士はどんな物質も分子まで分解してしまう破壊虫を発見したと告げる。
そして鳴子に1時間でどれくらい分解液を分泌するか調べるように話して研究室にこもる。
黒い魔物
鳴子が来ないことを怪しんだ博士は彼が消えてしまったことを知る。
部屋には自動撮影機が設置されていたので何があったのかを調べる博士。
映っていたのは黒い影が分泌液を使って鳴子を溶かしている場面だった。
そこに現れたのは鳴子の知り合いだと話す私立探偵のヒゲオヤジだった。
黒い影を見つけたヒゲオヤジは屋根まで追い詰めるが追い落とされてしまう。
威嚇人形
ふしぎな一軒家にたどり着いたヒゲオヤジはその中でふしぎな話をする集団を目にする。
そしてこれまたふしぎな人形によって窮地に陥る。
危機一髪
集団に追われるヒゲオヤジを助けたのはプポと名乗るふしぎな人間だった。
幽霊を見た男
一方,万国博士総会に出席していた山田野博士は白い幽霊を見たという男の話を聞く。
人造人間プポ氏
プポはゴンドラ博士によって作り上げられた人造人間だった。
彼には500人の仲間がいたが奴隷のようにこき使われていた。
プポはヒゲオヤジを助けるために屋敷の中を案内する。
溶熱室
ふしぎな部屋に閉じ込められた二人だったが,突然天井から壁が現れて分断されてしまう。
そしてプポは溶かされて果てる。
ゴンドラ博士はヒゲオヤジに仲間になるように話すが断られ,拷問部屋に隔離する。
博士の追跡
総会の手洗い場で破壊虫を持つ男を見つけた山田野博士は追跡を開始する。
そしてたどり着いたのは「あの」一軒家だった。
奇々怪々
迎えたゴンドラ博士は山田野博士に屋敷内に存在する摩訶不思議な生き物たちを見せて回る。
悪魔の陳述
迫害される人造人間を見た山田野博士はゴンドラ博士に批判を浴びせる。
しかし毒を盛られた博士は動けなくなり,ゴンドラ博士の正体が破壊主義者として有名な"ルセーヌ・パン"であることを知る。
一方拷問部屋で苦しめられていたヒゲオヤジは毒蛇姫によって救われて屋敷外へと落ち延びる。
毒蛇姫
姫もゴンドラ博士によって作られた人造人間だった。
反抗する姫を博士は動けなくしてしまう。
ヒゲオヤジを追って出て行くゴンドラ博士たちの集団。
部屋に残った山田野博士は毒蛇姫を再起動させて逃げ出すが追手の銃に撃たれてしまう。
オヤヂ奮闘
ゴンドラ博士たちに囲まれたヒゲオヤジは屋敷の地下道に逃げる。
そこにはプポの仲間の人造人間たちが詰め込まれていた。
彼らは毒蛇姫を恐れていたがそれはヒゲオヤジが引き受けて説き伏せることにした。
<参考文献:手塚治虫 創作ノートと初期作品集>
『一口メモ』
『図版使用書籍』
手塚治虫 漫画の奥義(1992年)
過去と未来のイメージ展図録(1995年)
講談社全集「漫画の奥義」(1997年)
手塚治虫全史(1998年)
誕生!「手塚治虫」(1998年)
虫の標本箱2 解説(1999年)
メトロポリス The Movie メモワール(2001年)
鉄腕アトムの軌跡展図録(2002年)
図説鉄腕アトム(2003年)
手塚治虫記念館(第5刷)(2003年)
フィギュア王No.129(2008年)
手塚治虫展図録(2009年)
SWITCH NOV 2018 VOL.36 NO.11(2018年)
サライ 2020年5月号(2020年)
手塚治虫は「ジャングル大帝」にどんな思いを込めたのか(2021年)
手塚治虫語辞典(2023年)