「ロストワールド」
発行日 |
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タイトル |
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1946年10月21日〜? |
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関西興論新聞 |
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新聞判 |
連載 |
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2020年04年25日 |
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手塚治虫アーリーワークス |
888ブックス |
A5判 |
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『作品内容』
地球に迫るママンゴ星。
宝石泥棒を追うヒゲオヤジはシキシマ博士邸に向かう。
そして犯人が置いていった手紙を見せたところそれはかつて恋人のアイコを取り合ったフライだと知る。
宝石はママンゴ星から来たと考えられる代物だった。
シキシマはアイコを植物学者のブタモマケル博士に預けることにする。
ところがアイコに横恋慕するブタモは彼女を殺してしまう。
しかしシキシマがブタモ邸に行くとアイコはそこにいたのだがまったくシキシマには興味がない風だった。
シキシマはロケットを作ってブタモ,アイコ,ヒゲオヤジとともにママンゴ星へ向かう。
ロケットには新聞記者のアセチレン・ランプが密航していた。
いつしかロケット内の食糧は底をつき運行も止まってしまう。
アイコが植物人間だと知るランプは彼女を食しようとするがヒゲオヤジに止められる。
そんなときママンゴ星の引力によってロケットが動き出す。
ママンゴ星につくとアイコが行方不明になってしまう。
捜索に出る乗組員たち。
彼等はそこで恐竜に出会う。
ヒゲオヤジは皆からはぐれ死んだものとされてしまう。
しかし彼は行方不明になっていたアイコに再会し,彼女自身の告白によってブタモ博士がやっていた植物人間の実験の事実を知る。
エネルギー石を見つけたシキシマは欲におぼれたブタモとランプによって殺されてしまう。
ロケットに戻った二人はフライがそこにいるのを見つけ銃で脅される。
<参考文献:手塚治虫アーリーワークス>
『一口メモ』
幾度となくリメイクされた初期の名作「ロストワールド」の新聞連載版です。
タイトル表記がRost worldとなっていて単に間違えたのか何か含みがあったのかナゾです。
ほかのロストワールドに比べて味気ないなぁと思うのはミイちゃんがいないからですね。
フライ氏は誰だったんだろう?,最後のほうのコマからだとランプに似ているけど…。
『原形作品』
ロストワールド(習作)
(1946年・後に発表)
『リメイク』
ロストワールド
(1948年・書下ろし単行本)
前世紀星
(1955年・冒険王)
『図版使用書籍』
手塚治虫漫画40年(1984年)
コミックトム4月号(1989年)
手塚治虫の軌跡(1992年)
手塚治虫大全(1997年)
手塚治虫全史(1998年)