「新編月世界紳士」
『作品内容』
山に何か落ちた日におじいさん(ヒゲオヤジ)とおばあさんの前に現れた赤ん坊。
二人は彼女をサヨコと名づけて我が子として育てた。
サヨコはその天才的な頭脳で発明を行っていく。
ある時仲良しのケン一から父親の研究を手伝うように頼まれて出掛けていく。
そこでは月の裏側を見るための望遠鏡の開発を行っていた。
そんなサヨコの元に結婚申込をする3人の男が現れる。
首相の桃山(カルピス)、貿易会社の社長である甘井(ラムネ)、そして画家の最中。
彼らにサヨコは無理難題を押し付ける。
月を見て十五夜の晩にお別れをしなければ行けないというサヨコを心配しておじいさんは警察(ノールス・ヌケトール)に通報するが埒はあかない。
そして当日、約束を果たした男は最中だけだった。
しかし彼は満月博士に頼まれてサヨコを探っていた壇原英次郎(ロック)という私立探偵だった。
だがサヨコは密かに作っていたロケットに乗りこみケン一もろとも月へ旅立ってしまう。
サヨコは月の裏側に都を作る月世界人のスパイだった。
捕まってしまうケン一だったがサヨコと供に脱出に成功する。
しかし、サヨコは既に地球人の姿をしておらず、ケン一に月の都の事は秘密にするように頼んでロケットから飛び降りてしまう。
研究員で力有武、
詐欺師でハム・エッグが出演。
<参考文献:角川文庫>
『原形作品』
月世界紳士
(1948年・書下ろし単行本)
『図版使用書籍』
手塚治虫 マンガの魅力(1979年)
手塚治虫全百科(1981年)
ユリイカ 2月号(1983年)
手塚治虫の軌跡(1992年)
過去と未来のイメージ展図録(1995年)
手塚治虫大全(1997年)
フィギュア王 no.11(1998年)
手塚治虫博物館(1998年)
手塚治虫全史(1998年)
手塚治虫の「新宝島」(2007年)
手塚治虫美女画集(2014年)
手塚治虫とキャラクターの世界(2013年)
手塚治虫表紙絵集(2016年)
僕らが愛した手塚治虫<推進編>(2018年)
手塚治虫キャラクター名鑑(2024年)