ライオンブックスシリーズ
「来るべき人類」
『作品内容』
第一次金星探検隊は金星にもう7年も滞在していた。
隊員の黒木(ヒゲオヤジ)は隊長の草津(ウイスキー)に地球へ帰ることを進言する。
地球へ帰ることになり一同が集められるが、草津は重大なことを発表する。
地球は7年前に行われた新型兵器の実験で放射能に覆われたのだった。
彼らは今どうなっているかもしれない地球に向けて出発する。
そこでは放射能のために体の弱った人類が細々と生活していた。
地球救済連盟員の佐渡桶佐氏(オッサン)なども全く向上心というものを失っていた。
草津等はとうとう金星への移住を話し合う。
しかし、息子のヨシ男は反対し、父に1ヶ月だけ猶予をくれと話す。
彼はある少女あやを治そうと努力する。
その間に草津に反発する黒木と安来(ハム・エッグ)は地球に住む元秘密工場の主任ランプと手を組んで、地球中の兵器を手に入れようと企む。
1ヶ月たち、あやはすっかり歩けるようになったが、草津等は既に評決を取り金星に行くことを決めていた。
そして草津は安来によってデブブタ島に拉致されてしまった。
黒木と仲の良いヨシ男は彼らを説得するために島へ向かう。
そこでヨシ男は黒木と打ち合いになってしまい、打ち勝つ。
彼は父を連れ島を爆破してしまうのだった。
草津は島にいる間に放射能に冒されていた。
ベッドから日の出を見る草津はもう一度やり直そうか、と考えるのだった。
アメリカ人でフランケンシュタインが、
病人で手塚先生が、
探検隊員でヒョウタンツギが出演している。
<参考文献:講談社全集>
『図版使用書籍』
手塚治虫全百科(1981年)
手塚治虫まんが大研究(1982年)
手塚治虫漫画40年(1984年)
手塚治虫の世界(1989年)
コミックボックス5月号(1989年)
手塚治虫の軌跡(1992年)
過去と未来のイメージ展図録(1995年)
手塚治虫大全(1997年)
手塚治虫全史(1998年)
私たちの手塚治虫と会津(2000年)
手塚治虫の奇妙な資料(2002年)
手塚治虫マガジン'04年9月号(2004年)
手塚治虫表紙絵集(2016年)
手塚治虫キャラクター名鑑(2024年)