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「双子の騎士」
原題:リボンの騎士

発行日 種類 タイトル 発行所 判型 備考
1958年01月号
〜1959年06月号
- なかよし 講談社 未確認 連載 -
1960年01月25日 手塚治虫漫画選集7巻 双子の騎士(前編) 鈴木出版 A5判 - -
1960年03月15日 手塚治虫漫画選集8巻 双子の騎士(後編) 鈴木出版 A5判 - -
1971年07月15日 虫コミックス 双子の騎士 虫プロ商事 新書判 - -
1978年07月25日 手塚治虫漫画全集53巻 双子の騎士 講談社 B6判 -
1995年06月 グランドコレクション 双子の騎士 講談社 四六判 -
1999年11月 講談社漫画文庫 双子の騎士 講談社 文庫判 -
2016年03月30日 なかよしオリジナル版 リボンの騎士4 復刊ドットコム B5判 連載時の復刻

『作品内容』
<第1場>プロローグ
シルバーランドのお后様に双子の赤ちゃんが生まれました。 お后様の名は「サファイヤ」,かつてのリボンの騎士です。
タキシードの紳士でロック出演(p.10)

<第2場>ふたごのひみつ
国の中は王子のデージィ派と王女のビオレッタ派に分かれて争いが起こっていました。 サファイヤ夫妻はどちらに王位を継承させるべきか神様にゆだねます。 天にその話をすると天使のチンクが降りてきて,デージィに決定しました。 そこでつまらないのはビオレッタ派のダリヤ公爵です。 なんと公爵夫人はデージィを誘拐して森に捨ててしまいました。 国中の騒ぎを鎮めるためにフランツ王は王子は無事戻ってきたと国民に伝えてしまいます。 かわいそうなビオレッタ王女はかつてのサファイヤのように一日おきに 男の子と女の子を演じなければならなくなりました。

<第3場>森の中
森に捨てられたデージィは心優しい鹿のパピに拾われました。 パピは森の女神に頼んで人間の姿にしてもらいます。
ただしそれは日が沈んでから夜明けまでの間だけでした。 月日は流れて,デージィはロニーと名づけられてパピの弟として 元気に育っていました。 パピは鹿に戻ってしまう夜明け前に毎日仕事だといって家を出て行きました。 ロニーは狩のために弓を持ち,森の中で鹿の姿をしたパピに出会ってしまいます。

<第4場>ビオレッタのかなしみ
その二人の前に恐ろしいズボラが現れます。 パピは身をもってロニーを守り逃がしました。 お城ではビオレッタが王子と王女の二役を勤めていました。 15歳の誕生日の日,ビオレッタは実は双子の兄がいたことを知らされます。 そんな彼女の前にバラの館に住む,白の王子と黒の王子が現れ,ともに狩に出かけました。
ヒョウタンツギ出演(p.49)

<第5場>しろい王子とくろい王子
ダリヤ公爵夫人の策略でくろい王子の飼っている犬がビオレッタを襲います。 下男のジックがそれを助けますが,黒い王子は怒りビオレッタに剣を挑みます。 卑怯な手を使おうとした黒い王子の前に白い王子が現れビオレッタは救われます。 狩が進む中,黒い王子はパピを捕らえてしまい,白い王子はズボラのために大怪我を負ってしまいました。
白い王子を看病するためにビオレッタは王女の姿に変わりますが,それを黒い王子に見られてしまいます。

<第6場>パピのみたもの
お城の中で人間の姿になったパピは自分の育ててきたロニーが実はデージィ王子であることを知ります。 秘密を知ってしまった彼女は黒い王子に追われますが,庭師の子のトム・タムの機転で森へ逃げることに成功します。 鹿の姿で森に戻ったパピはロニーに矢で射られてしまい,息も絶え絶えになったころ人間の姿に変わります。 ロニーは自分はデージィ王子であることを知らされますが,パピは息を引き取ってしまいました。 デージィは二度と狩をしないことを誓い,ズボラを倒して森の動物たちに仲間だと認められました。
ヒョウタンツギ出演(p.90)

<第7場>北の塔
ビオレッタの秘密を知ったダリヤ公爵はフランツ,サファイヤ,ビオレッタを北の塔に閉じ込めてしまいました。 フランツは別の部屋に入れられ,サファイヤは毎夜ビオレッタに剣を教えました。 しかし,それも公爵の知るところとなり,二人は別々の部屋に入れられます。 お城中のねずみと仲良しになったビオレッタは塔から脱出することに成功します。
兄の秘密を知る鹿のパピに会うために森に行きますが,彼女が見たのはパピのお墓でした。
壁の絵で手塚先生出演(p.98)

<第8場>ジプシーの女王
悲しみにくれるビオレッタの前にジプシーのエメラルドが現れます。 彼女はビオレッタをジプシーに誘い,仲間にします。
お城から追っ手がやってきますが,それもエメラルドの機転で切り抜けました。 ビオレッタはジプシーの頭になってエメラルドと結婚するように言われますが, 実は女の子であることは言えずに断ってしまいます。
ジプシーの仲間で手塚先生出演(p.121)

<第9場>みがわりデージィ
ズボラを倒したデージィはお城に報告に行きます。 彼が本物の王子だと見抜いた公爵夫人は計略をめぐらし,何も知らないデージィを王子に仕立てます。

<第10場>ばらの館
エメラルドを追ったビオレッタはバラの館にたどり着き,二人の王子と再会します。 王子たちは彼女の正体を知りますが,ビオレッタは隠し通します。 ビオレッタの恨みを持つ黒い王子は黒いばらの館に誘い込みますが,エメラルドに救出されます。

<第11場>水ぜめ
二人の王子はそれぞれ黒ばら,白ばらの精でした。 黒い王子によって塔を茨に囲まれたビオレッタたちは白い王子に抜け道を教えてもらい脱出します。 そのときビオレッタは白い王子から金色のばらを受け取りました。 しかし,再び黒い王子によってその抜け道に水が流し込まれました。
ヒョウタンツギ出演(p.153)

<第12場>あらし
ビオレッタとエメラルドは二人助かり,かげろうの森をさまよいます。 森は魔女のベゴニアが作ったもので,決して抜けることはできないといわれていました。

<第13場>かげろうの森
かげろうの幻でサファイヤに会ったビオレッタはエメラルドに女の子であることを知られてしまいました。

<第14場>チルンのまごころ
かげろうのチルンはベゴニアに逆らって二人を森の外れまで案内します。 怒りに燃えるベゴニアは魔術で二人を追いますが,金色のばらによってビオレッタたちは救われました。 親切なおじいさんに代わりの服をもらった二人の前に黒い王子の追っ手が迫ります。 ビオレッタは剣で応酬しますが,やられてしまいます。 瀕死のビオレッタを抜き出すことに成功したエメラルドは怪我を治すことができる ジプシーのメルセデスばあさんを探します。

<第15場>オオカミの山
オオカミの山の吹雪に埋もれるビオレッタとエメラルド。 メルセデスばあさんが現れますが,ビオレッタを助けるためにはエメラルドの命を捨てなければいけないことを告げます。 エメラルドはそれを受けます。 しかし,ビオレッタが目を開けるとエメラルドもなんともなっていませんでした。 代わりに命をささげたのは子どもオオカミをエメラルドによって救われた母オオカミでした。

<第16場>エピローグ
お城ではフランツとサファイヤの葬儀が行われようとしていました。 リボンの騎士を姿でその場に現れたビオレッタはデージィと剣を交えます。 お化けの格好をしたエメラルドに驚いた人たちは塔に外から鍵をしてしまいました。 フランツとサファイヤの心臓がまだ動いていることを知ったビオレッタは エメラルドと塔から脱出します。 料理女としてお城に潜入することに成功したビオレッタはデージィと再会し, お互いに双子の兄妹である事を確認します。 二人は協力してダリヤ公爵とその夫人を倒し,フランツとサファイヤも息を吹き返しました。
置物でヒョウタンツギ出演(p.201)

『一口メモ』
少女クラブ版 リボンの騎士の続編となっている。 講談社の全集の刊行順からいくと、あたかもなかよし版 リボンの騎士の続編のようであり、少し紛らわしい。

『図版使用書籍』
手塚治虫作品集4「リボンの騎士」(1984年)
手塚治虫の軌跡(1992年)
手塚治虫論(1992年)
手塚治虫のふるさと・宝塚(1996年)
手塚治虫博物館:小林準治著(1998年)
手塚治虫全史(1998年)
ある日の手塚治虫(1999年)
僕らの愛した手塚治虫(2006年)
手塚治虫の「新宝島」(2007年)
フィギュア王No.129(2008年)
手塚治虫×石ノ森章太郎 マンガのちから(2013年)
手塚治虫美女画集(2014年)
手塚治虫表紙絵集(2016年)