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「夜明け城」

発行日 種類 タイトル 発行所 判型 備考
1959年09月号〜1960年03月号 - 中学一年コース 学習研究社 未確認 連載 -
1960年04月号〜1961年03月号 - 中学二年コース 学習研究社 未確認 連載 -
1961年05月25日 手塚治虫漫画選集14巻 夜明け城 鈴木出版 A5判 - -
1978年08月30日 手塚治虫漫画全集50巻 夜明け城 講談社 B6判 -
1997年06月 小学館叢書 手塚治虫中期傑作集11 小学館 四六判 -
1998年12月 小学館文庫 夜明け城 小学館 文庫判 -
2003年08月08日 - 夜明け城<オリジナル版> 学習研究社 A5判 -
2011年06月 手塚治虫文庫全集137 スーパー太平記 講談社 文庫判 -

『作品内容』
“怪老人城中に参上の事”
領内に頻繁に現れる怪しげな老人。 彼は領主の松ノ木宗治から秘密に進めている城のなわばりを勤める雨月斎といった。
宗治は徳川への牽制の意味で太閤からこの計画を持ちかけられたのだ。 宗治の息子の緑丸は偶然にこの計画のことを知ってしまう。

“夜明け城縄張の事”
城の普請奉行には緑丸の先生である紫藤之介が任命された。 領内には伊賀の忍びも入り込み始めていた。

“緑丸城下へ潜伏の事”
緑丸は小学校の先生をしている妙の話を聞き、城建設に疑問を持つ。 そして彼女と二人で脱出をする。 一方、城の建設では事故が相次ぎ、家老の薮蛇も命を落とす。 建設妨害計画の裏には本多佐渡守が動き、藤之助も実はそのスパイだったのだ。

商人でブク・ブックが、襖絵でヒョウタンツギが出演。

“松ノ木宗治執念の事”
あれから5年、とうとう城の建設もあと一歩のところまできていた。 宗治は「夜明け城」と名づける。 しかし、そんなとき太閤が亡くなり城は早々に取り壊すよう大阪から書状が届く。 宗治は執念を燃やして城建設を続行する。 薮蛇の娘の弥生は緑丸から父親の敵は城内にいると聞かされる。 そしてひょんな事から彼女と藤之助は仲を深めていくのだった。

“隠密藤之介出家の事”
緑丸は藤之助の正体を見破り、二人は決闘に及ぶ。 藤之助のことを想い焦がれる弥生は銃を使って自らの命を絶つ。 藤之助は彼女を滝に流し、自らの髪を落とすのだった。

“つわものが夢のあとの事”
家康は夜明け城に対して総攻撃をはじめた。 緑丸は妙と別れて城に立てこもり一戦を試みる。 戦には勝利するが敵にだまされた宗治が仕掛けた爆弾によって城は瓦礫と化すのだった。

<参考文献:講談社全集>

『図版使用書籍』
手塚治虫 マンガの魅力(1979年)
手塚治虫全百科(1981年)
手塚治虫の軌跡(1992年)
こころにアトム(1995年)
手塚治虫大全(1997年)
フィギュア王 no.11(1998年):鈴木出版表紙
手塚治虫全史(1998年)
神様手塚を読む(1999年)
手塚治虫キャラクター名鑑(2024年)