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「フライングベン」

発行日 種類 タイトル 発行所 判型 備考
1966年02月号〜1967年10月号 - 少年ブック 集英社 未確認 連載 -
1967年04月15日 少年ブック増刊号 フライングベン特集 集英社 B5判 - -
1967年08月20日 少年ブック増刊号 フライングベン特集 集英社 B5判 - -
1977年11月30日 集英社漫画文庫 フライング・ベン1 集英社 文庫判 - -
1977年12月31日 集英社漫画文庫 フライング・ベン2 集英社 文庫判 - -
1978年01月31日 集英社漫画文庫 フライング・ベン3 集英社 文庫判 - -
1979年11月20日 手塚治虫漫画全集180巻 フライングベン1 講談社 B6判 -
1980年01月20日 手塚治虫漫画全集181巻 フライングベン2 講談社 B6判 -
1980年02月20日 手塚治虫漫画全集182巻 フライングベン3 講談社 B6判 -
1995年05月 集英社文庫 フライングベン1 集英社 文庫判 -
1995年05月 集英社文庫 フライングベン2 集英社 文庫判 -
2005年07月 秋田文庫 フライングベン1 秋田書店 文庫判 -
2005年10月 秋田文庫 フライングベン2 秋田書店 文庫判 -

『映像化』
フライング・ベン
(1967年:虫プロ製作・パイロットフィルム)

『作品内容』
序章"山小屋に住む少年"
犬のベンと共に山小屋に住み、国境越えを望む旅人を導く矢野正。 しかし、旅人の3割はウルというベンの弟のため
に命を落していた。 果して彼らはなぜここにこうしているのか?。
作者で手塚先生が出演。

第一章"追われた男と犬"
矢野徹は何者かに追われある秘密の地下洞に入りこむ。 そこには傷ついた雌犬が三匹の小犬と共に飢えかかって
いた。 彼は自分の命も後わずかと悟り、食べ物をそこに残していく。 戦い傷ついた徹はその犬に自分の手帳を渡し、
日本にいる家族に届けてくれと頼んで息を引き取る。 三匹の子犬達はそこに隠されていたふしぎな飲み物を口にして
から、超犬的に育っていく。 母親は自分の死期を悟り、子供たちに徹から託された手帳を預けて日本へ行くようにいう。
キリスト教徒で手塚先生が出演。

第二章"しのびよる魔の手"
三匹は徹の息子の正に出会うことに成功する。 そしてその手帳を渡すと、正の母親はそこに書いてある通りに会社の
ロッカーの中からある封筒を取り出す。 封筒の中にはある地図が入っており、彼女はそれを徹の父親に届けるため飛
行場へ向かう。 飛行場では私立探偵の伴俊作が彼女に狙われていると警告をするが、聞き入れず彼は仕方なく地図
を掏り取る。 その飛行機は無情にも爆発し、正達は両親共に失ってしまう。 伴は彼らに母親のことを話そうと、自分の
事務所に連れて行く。
六角さんが出演。

第三章"うずもれた財宝"
伴は正に父親は地図に書かれている財宝の在処を知ったために賊に狙われたのでは、と話す。 帰路で正は三匹の犬
にベン、ウル、プチと名をつける。 両親を失った正は弟妹のためにも金が欲しいと懇願する。 ウルはその超能力を使っ
て銀行から金を奪ってくるが、正はそれをすぐに返すようにいう。 正はベンを連れて山を荒らすボス猿を倒しに行く決意
をする。 50万円の報奨金がついているのだ。
伴の事務所の壁の絵でヒョウタンツギが(p.82)、警察で中村課長(p.102)と下田警部が(p.103)、その他手塚先生が出
演(p.84)。

第四章"ボスザルとの対決"
ベンは正のためにその命を懸けてボスザルと戦い、勝利を得る。 しかし、伴によると財宝の探検のためには少なくとも
500万円はかかるという。 ウルは落ち込む正を競馬場に連れて行き、本命のサンダーボールに八百長を持ち掛ける。
ボスザルの討伐隊でノールス・ヌケトール(p.110)、フーラー博士(p.122)が出演。

第五章"かげろうという名の男"
競馬で100万円手に入れた正はそれを持って伴を訪ねるが叱責される。 その帰り、地図を狙う賊が事務所を囲んでい
ると築いた伴は秘密の抜け穴を通じ、知り合いのヤキイモ屋(馬場のぼる)と協同して正を逃がす。 家にはかげろうと名
乗る男が訪ねてきていて、正にボクシングの八百長試合を持ちかけるのだった。
競走馬でノッコ(p.140)、競馬場の観客で星真一ボッコプッコ(p.147)が出演。

第六章"サーカスの花形"
プチは自らをサーカスに売り込み正に100万円をもたらす。 瞬く間に花形スターとなったプチは同じくサーカスにいるライ
オンに狙われる。 命を狙われた彼女を助けたのはベンだった。 ウルはサーカスの金を盗もうとして、ベンはそれと間違
われて銃で撃たれる。 正の祈りが通じ、ベンは息を吹き返す。 そしてある諜報機関からスカウトが来、ベンは正のもとを
離れるのだった。
サーカスの観客で手塚先生が出演(p.184)。

第七章"冒険への旅立ち"
ベンはウルトラ犬としての訓練を受け、成長していく。 一方、ウルはかげろうと組んで金もうけのためにボクシングの試合
の結果を覆してしまう。 分け前をもらう正であったが、当然しっくり来ない。 そしてかげろうは「先生(ランプ)」からブランド
ン博士(レッド公)の暗殺を指令されウルにそれをやらせる。 その現場でウルは博士を守ろうと派遣されたベンと遭遇して
しまう。 ベンは傷つき、ウルは博士を殺害するがその博士は替え玉だった。 怒る先生はかげろうの命を狙い、ウルはそれ
を助ける。 組織の仕返しを恐れたかげろうは正を連れて外国へ逃げようとする。 それを追うベン。
スパイダー(p.27)、プッコお茶の水博士チータンサブタンサファイヤロックレオチッペイトッペイヒョウタンツ
(いずれもp.63)が出演。

第八章"ウルの遠吠え"
ある国へついた彼らであったが、かげろうは組織によって消されベンは正を助けるために行方不明になってしまう。 ウル
は正のためを思って金を奪ってくるが、正はそんなウルを突き放して一人雪の道を歩きある山小屋へたどり着く。 そこで
再会を果たすベンと正。
乗客の顔でヒョウタンツギ(p.82)、医師でデコーン(p.106)、その他トッペイ(p.109)が出演。

第九章"ダーク・グレー大首領"
正はベンと組んで国境越えの手伝いをして日々の糧を得ていた。 しかし、ある時正の父やかげろうを殺害した組織"グッ
ドナイト"に捕まり拷問を受ける。 地図の在処を話してしまう正だったが、それを小屋から持ち出した男はウルに襲われ地
図を奪われる。 ウルを手なずけてしまうグッドナイトのカルロスという男。

第十章"ひとりぼっちのエレーナ"
ベンは一千キロ離れた土地へおかれてしまう。 エレーナという少女に拾われたベンは傷も癒え、彼女と友達になる。 諜報
本部からの無線を受け取ったベンはそこを離れなければいけなくなるが、エレーナは放射能症にかかっておりベンを唯一
の友達としていたのだ。 そんなエレーナには死期が近づき、彼女はベンをもとのところに帰るように促して外に出す。 一方、
ウルは正を牢から救い出し、地図と今まで奪った金を渡す。 しかし、ウルの首輪には盗聴機がしこまれていたのだった。

第十一章"暗号文を解け!"
正は探検隊のメンバー(レッド公ブク・ブックら)をヒゲオヤジに紹介する。 彼らは正の父親の残した地図を頼りに地下ま
で行くがメンバーの裏切りに遭い、正とヒゲオヤジは滝のそこに落ちてしまう。 一方ベンは正のにおいを見付けるが、ウル
と最期の決闘をしていた。 その時ベンのトランシーバーからプチが子供を産んだ、というニュースが飛び込んでくる。 二匹
は決闘を止めて共に正を探しに出る。
ヒョウタンツギ(p.37)が出演。

第十二章"財宝のねむる場所"
ベンとウルは二人を見つけ出すが、そこに現れたのがダーク・グレイを始めとするグッドナイトの一味だった。 二匹の機転
で逃げ出すことに成功するが、グッドナイトは外に待ちうけていた。 しかし、諜報機関×××も現われグッドナイトは殲滅す
る。
ヒョウタンツギ(p.63)が出演。

第十三章"キツネのたくらみ"
プチの夫のデクが怪我のためにサーカスを離れることになった。 その車を追ったプチははねられてしまい、海へ捨てられ
てしまう。 そして彼女は性悪キツネの策略にはまってしまい、泥棒犬として追われる立場になってしまうのだった。 プチの子
供たちは母親を探すためにそろってサーカスを後にする。
ヒョウタンツギ(p.116)が出演。

第十四章"プチの死"
プチを探しに行ったウルはキツネを殺し、正のところへ帰る途中で罠にはまってしまう。 気遣うプチは人間の銃の犠牲にな
って倒れる。 怒るウルはそこにいた人間を皆殺しにした上、野犬のリーダーとして殺戮を繰り返すようになる。
×××のメンバーで力有武が出演(p.139)。

第十五章"最後の戦い"
ベンはウルを探し出し、ともにプチの墓に向かう。 二匹はそこで最期の決闘を行い、ウルはその命を散らす。 そしてそこへ
やってきたのはプチの子供たちだった。 ベンは彼らを伴って正の元へと帰っていく。 それから一年が経ち、ベンは宇宙犬と
して月へと旅立った。
航空宇宙研究所の所員でラムネ,カルピスが、作者で手塚先生が出演。

<参考文献:秋田漫画文庫>

『図版使用書籍』
アサヒグラフ2月24日号(1989年)
手塚治虫大全(1997年)
手塚治虫博物館:小林準治著(1998年)
手塚治虫全史(1998年)
ある日の手塚治虫(1999年)
鉄腕アトムを救った男(2004年)
私のこだわり人物伝(2005年)
手塚治虫の「新宝島」(2007年)
フィギュア王No.129(2008年)
僕らが愛した手塚治虫<復活編>(2016年)