「新・聊斎志異-女郎蜘蛛」
『作品内容』
間島と丸橋は正反対の性格だったが二人とも絵描きを目指すよき友だった。
そして二人とも寺の娘の由紀を愛していた。
日本は戦争に突入し、要領のいい丸橋は軍のお抱え絵描きになっていく。
それに反して間島は自分の好きな絵しか描かないと決めたため、特高ににらまれる。
由紀はそんな間島を愛し始めていた。
それが面白くない丸橋は特高にいい、間島の目を潰してしまう。
由紀は丸橋を愛する事はできず、丸橋はついに由紀を殺害してしまう。
失明した状態で帰ってきた間島を迎えてくれたのは由紀だった。
彼女は間島の目となり、書きかけの絵を完成していく。
半年経ち、由紀に結婚を申し込みに行った間島は住職から由紀はもう1年も行方不明になっていると知らされる。
寺の軒下には蜘蛛の糸でできた由紀の姿があり、その中には白骨があった。
手塚先生とテツノのオッサンがプロローグに、
その他ヒョウタンツギ(p.187)が出演。
<参考文献:講談社全集>
『図版使用書籍』
手塚治虫全百科(1981年)
手塚治虫の軌跡(1992年)
手塚治虫のタカラヅカ(1994年)
こころにアトム(1995年)
手塚治虫大全(1997年)
手塚治虫博物館(1998年)
手塚治虫全史(1998年)
ある日の手塚治虫(1999年)
ホラー傑作選(2003年)
上を下へのジレッタ<完全版>(2008年)
扉絵原画コレクション1971-1989(2018年)
サンエイムック「どろろ」「三つ目がとおる」大解剖(2019年)
手塚治虫語辞典(2023年)