三つ目がとおる
第9話「グリーブの秘密編」
6月15日号,
6月29日号
『作品内容』
第一章"先生も狂った!"
あまりな写楽のでたらめさに先生たちは匙をなげ始める。
孤軍奮闘して写楽の味方を続ける和登さん。
第二章"悪魔のような女"
全ピキ連の上底という名の教師が写楽達の学校にやってきた。
彼女は写楽の超能力が目当てであり,いびりぬいて和登さんの怒りを増幅させてばんそうこをはがさせる。
そしてふたりは上底によって空港へ向かう車に乗せられる。
第三章"死の谷"
写楽と和登さんはアメリカまで着くが,写楽の作った爆弾状のもので基地の長官(レッド公)を脅し,上底を伴って脱出に成功する。
しかし,途中で上底の夫であり学者のブラック・ホーンに捕らえられ,写楽はばんそうこを張られてしまう。
第四章"ナバホ・ポイント"
ふたりはインディアンの住む谷へ連れて行かれる。
そこにある祭壇のような遺跡には三つ目が描かれていた。
写楽達はそこである実験に使われようとしていたのだ。
そんな夜,CIAのポーク・ストロガノフが乗り込んで来,写楽を明け渡すようにせまる。
第五章"満月の奇蹟"
グリーブという名の遺跡は重力を自由に操る機械だった。
ホーンらインディアンはその力の前になす術もなく命を落していった。
写楽と和登さんはCIAの本部に連れて行かれる。
長官(ランプ)は重力を操る機械を作るよう写楽に要請する。
その完成の日,国務長官(デブン)も姿を現しいよいよ作動した。
しかし,その機械は大西洋の水をくみ上げるように出来ていた。
写楽と和登さんはあらかじめ作っておいた船で日本へ向かって帰って行く。
スパイダー(p.20),来来軒の主人でヒゲオヤジ,学者でレッド公,豚藻負児(p.37),ポスターの絵ほかでヒョウタンツギ(p.42,94,116,170)
<参考文献:講談社全集>
『図版使用書籍』
手塚治虫展図録(1990年)
手塚治虫はどこにいる(1992年)
人間ども集まれ!【完全版】(1999年)
原画の秘密(2006年)
僕らが愛した手塚治虫<復活編>(2016年)
扉絵原画コレクション1971-1989(2018年)