76年8月8日号,
76年8月15日号,
76年8月22日号,
76年9月5日号,
76年9月12日号,
76年9月19日号,
76年9月26日号,
76年10月03日号,
76年10月10日号,
76年10月17日号,
76年10月24日号,
76年10月31日号,
76年11月14日号,
76年11月21日号,
76年11月28日号,
76年12月05日号,
76年12月19日号,
『映像化』
悪魔島のプリンス 三つ目がとおる
(1985年:東映動画製作・テレビアニメ)
『作品内容』
<第一章:小鬼が夜にやって来た>
三角山で殺人事件が起こった。
その後,犬持博士も襲われる。
二つの事件で使われた狂気はいずれも同じものであると雲名警部は断定する。
そしてそれを使ったのは人間ではなかったのだ。
写楽はひょんなことから高度な知能を持ったサル「ポゴ」と出会う。
彼女は写楽に命の危険を知らせるが,写楽は雲名警部とともに
「さまよえるオランダ人」パンドラにつかまってしまう。
二人はポゴの仲間であるサルたちに襲われるがポゴによって助けられる。
ばんそうこうを取った写楽はパンドラの屋敷を爆発させ逃げることに成功する。
写楽の傷の星でヒョウタンツギ出演(p.58)
<第二章:幽霊船>
雲名警部と写楽は小猿がいたという船に乗り込む。
その船にはほかに人間がだれも居なかったのにもかかわらず出航してしまう。
二人はパンドラの仕掛けた罠にはまったのだった。
<第三章:第一の航海>
写楽と雲名は船の中でポゴと再会する。
そしてある島にたどり着く。
しかし,そこにある遺跡は毒を流しつづけており,
二人はやむなく船に戻るのだった。
雲名警部の顔でヒョウタンツギ出演(p.120)
<第四章:第二の航海>
写楽たちが次についた島では罪人の手を切る習慣があった。
二人も手を切られるところだったが,ポゴが写楽のばんそうこうをはずしたため
その力で難を逃れることに成功するのだった。
<第五章:第三の航海>
次にたどり着いた島で写楽は人間を集団で襲うホタルに出会う。
三つ目の力でそれらを撃退する。
雲名警部の顔でヒョウタンツギ出演(p.177)
<第六章:ポキの島>
写楽たちは海図に載っていない島でパンドラと再会する。
写楽は三つ目を封じる鉄仮面をつけられ牢屋へ入れられる。
ポゴは彼を牢屋から救い出し,自らの家へ連れて行く。
<第七章:調合台>
写楽は長耳族の残した遺産の秘密を明らかにする。
毒の元になる薬品,それらを調合するために必要な酒船石のような台。
そんな中写楽はパンドラの前歴を知ることになる。
彼女は化学薬品メーカーに勤めていたが,ある事故がきっかけで会社を辞めていた。
メーカーは日本人がオーナーであり,彼女は日本人を憎んでいた。
さらにパンドラは東南アジア人には長耳族の血が,日本人には三つ目族の血が
混じっていると話す。
しかし,長耳族の遺産はポゴに奪われ,パンドラは捕虜のような形になる。
ポゴは写楽を船長代わりにして日本へ向かう。
薬品メーカーの人間で力有武が(p.109),そのほかママーが(p.66)出演。
<第八章:モアイは謎をひめて>
写楽はパンドラに誘われてイースター等へ船の向きを変える。
それを阻止しようとポゴは写楽にばんそうこうをはめるが,時すでに遅かった。
イースター島にはパンドラの弟とガルシア(ハム・エッグ)と名乗る男が待っていた。
モアイの謎を解くかぎは子供の持つ念動力にあった。
写楽はばんそうこうを張られたままでモアイを動かしてしまうのだった。
アメリカ哨戒機のパイロットでドジエモンが,
モアイの顔でヒョウタンツギ,手塚先生(p.176)が出演。
<第九章:ポゴ死なないで>
写楽の念力で動き出したモアイたちは町を破壊していく。
そんな写楽に恐れを抱いたパンドラの弟は写楽を殺そうとする。
ポゴがそれを救うのだったが,降りかかるモアイにつぶされてその命を散らしてしまう。
パンドラは小猿たちとともに自爆を図り,写楽と雲名は日本へ帰っていく。
<参考文献:講談社全集>
『図版使用書籍』
現代まんがシアター1 手塚治虫(1979年)
手塚治虫 マンガの魅力(1979年)
手塚治虫博物館(1998年)
手塚治虫全史(1998年)
東京ウォーカー4月8日号(2003年)
僕らの愛した手塚治虫(2006年)
僕らが愛した手塚治虫<復活編>(2016年)
扉絵原画コレクション1971-1989(2018年)
手塚治虫語辞典(2023年)
手塚治虫キャラクター名鑑(2024年)