「てんてけマーチ」
『作品内容』
三平の祖父は太鼓打ちの名人だった。
臨終の際で彼に太鼓打ちを告ぐようにいわれるが、三平は兵隊になりたかった。
村の他のもの(ブク・ブック)が太鼓をたたいても決していい音はしなかった。
三平の夢の中に太鼓の精が現われ、彼は太鼓を打つ決意をする。
やがて時代は進み、日本は戦争に突入していく。
今では名人ともいわれる三平の元にも赤紙が来、村長(ノンキメガネ)が届けに来る。
戦争も終り、三平も帰ってくるが彼はもう太鼓をたたく事はできなかった。
戦争中に左手を失っていたのだった。
三平の息子の清次はロックに夢中で太鼓をたたこうとはしなかった。
やがて清次はアメリカに渡ってしまう。
酒に身を委ねる三平の元に清次から手紙が届く。
カーネギーホールで演奏する事になり、あの太鼓を是非使いたいというのだ。
アメリカの摩天楼に太鼓の音が鳴り響く。
三平の兄?でシミ・アバータが、
村人でタコが、
警官でヨッツンが、
三平の上官で佐々木小次郎がそれぞれ出演。
<参考文献:講談社全集>
『図版使用書籍』
手塚治虫全百科(1981年)
手塚治虫漫画40年(1984年)
手塚治虫の軌跡(1992年)
手塚治虫マンガ大全(1997年)
手塚治虫全史(1998年)
扉絵原画コレクション1971-1989(2018年)
僕らが愛した手塚治虫<推進編>(2018年)