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「白縫」

発行日 種類 タイトル 発行所 判型 備考
1971年04月26日号 - 週刊少年ジャンプ 集英社 B5判 読切連載 -
1973年04月15日 ベストコミック2巻 ライオンブックス2 虫プロ商事 A5判 - -
1977年11月20日 手塚治虫漫画全集62巻 ライオンブックス2 講談社 B6判 -
1995年05月25日 集英社文庫 手塚治虫名作集6「白縫」 集英社 文庫判 -
2009年12月 手塚治虫文庫全集028 ライオンブックス(1) 講談社 文庫判 -

『作品内容』
伸二は学校の宿題で郷里のことを書くことになったので沖中の海へ帰ってきた。 小さい頃見た白縫という水平線に見える光について記そうと思ったのだ。 しかし、海岸は延々と埋め立てられ、空港や歓楽街ができようとしていた。 しかもその開発は伸二の兄が中心となって進めていたのだった。 彼は海の近くである不思議な少女に出会う。 彼女は何時の間にか兄の近くにも現れる。 兄はその少女にどこかでであったような気がしてその身元を洗う。

伸二はその少女に出会えるのが楽しみで毎日海の近くへ出掛けていた。 しかし、ある時その少女を兄は連れていってしまう。 怒った伸二は思わず兄をナイフで刺してしまう。 そして海岸近くの倉庫に立てこもるのだった。

急激な開発のため地盤が緩み、街はいつしかいつも地震に悩まされていた。 伸二が立てこもっている時これまでに無い大地震が来、心配になった兄は怪我を押して出掛けていく。 その車の中にもあの少女が現れた。 その目を見て彼は思い出す。 約2年前、狩りをしていた時見逃してやったヒナ鳥のことを。 伸二は無事助けられるが、自分は帰ることができず波に飲まれてしまう。 伸二は波に消える車と共に海に帰っていく海鳥を見た。

伸二の兄の部下でランプハム・エッグヘック・ベンドジエモン出演。

<参考文献:講談社全集>

『図版使用書籍』
現代まんがシアター1 手塚治虫(1979年)
手塚治虫全百科(1981年)
手塚治虫の世界(1989年)
こころにアトム(1995年)
手塚治虫大全(1997年)
手塚治虫全史(1998年)
手塚治虫の「新宝島」(2007年)
pen+ 手塚治虫の仕事。(2020年)