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「ダスト8」
(原題:ダスト18)

発行日 種類 タイトル 発行所 判型 備考
1972年01月09日号〜05月14日号 - 週刊少年サンデー 小学館 B5判 連載 -
1979年02月10日 手塚治虫漫画全集91巻 ダスト8(1) 講談社 B6判 -
1981年11月20日 手塚治虫漫画全集92巻 ダスト8(2) 講談社 B6判 -
1996年05月 秋田文庫 ダスト8 秋田書店 文庫判 -
1999年04月 サンデーコミックス ダスト8(1) 秋田書店 新書判 -
1999年05月 サンデーコミックス ダスト8(2) 秋田書店 新書判 -

『作品内容』
ダストNo.1
ある飛行機事故で奇跡的に生き残った8人。 彼らは命の山の石を手にしたために、本来死ぬ所を生き残ってしまったのだった。 その石を取り戻すために派遣された二人のキキモラ。 早速その一人から石を取り上げてしまう。
自衛隊(?)で下田警部が出演。

ダストNo.2
冬の都会で凍え、お腹を空かせたキキモラ二人。 彼らは石を持った人間を一人見付ける。 女キキモラは彼に強いカクテルを飲まされてダウンしてしまう。 男キキモラは石は二つに割っても効力は同じだから、と教えその代償に10万円取ろうとする。 しかし、その秘密を知った男は喜び車のハンドルを放して結局命を落してしまう。

ダストNo.3
ディスクジョッキーの阿沙みどりは飛行機事故で生き残った中の一人。 彼女はZ国からの留学生だったキムが死刑宣告をされたことに抗議し、番組中でも全国に呼びかけていた。 キキモラから一週間の猶予をもらっても金のための署名運動に時間を費やしていた。 彼女と弟(ロック)はZ国によって監禁されてしまう。 そして一週間目の朝、キムの死刑が中止になったというラジオ放送が流れる。 満足して石をキキモラに渡す阿沙。

ダストNo.4
レーサーの柏木は男キキモラの訪問を受けたために、臆病心が芽生えどうも旨くいかなくなってしまう。 10万円と引き換えに石を二つに割ればいい、というアイデアをもらった彼は病院の医師(テツノのオッサン)に頼んで片方を体に埋め込んでもらう。 しかし、そこに女キキモラが現われ彼の体から石をもぎ取っていく。 目が覚めた時、男キキモラがもう一つの石を渡してくれていた。 そしてライバルの鯨川(丸首ブーン)との試合の日、柏木は鯨川のファンの女の子を女キキモラだと思いひき殺してしまう。 彼は身につけていた石を彼女に渡して自らは最後のレースに出るのだった。

ダストNo.5
男キキモラはエリ子という少女に恋をする。 彼女の母親は石を持っていたが転んだときにそれが体から離れて命を絶っていた。 そしてエリ子自信も白血病に冒され余命幾ばくもなかった。 男キキモラは彼女の母親がもっていた石を彼女に与えて去る。 後で自らが罪をかぶる可能性を背負いながら。

ダストNo.6
あの飛行機事故で助かり、今は山奥でパイロットをしている男。 白人の女性とともに飛行機の故障で不時着してバタク族に身を寄せるが、男は元日本兵と名乗るものの作った罠で怪我を負ってしまう。 女はその日本兵に捕まって殺される所であったが、男に助けられる。 日本兵は実はバタク族のものだったが、幼い頃に日本兵に助けられそのまま育てられていたのだった。 女は再びその日本兵にさらわれるが、男は体を張って彼女を助ける。 そしてそのまま石をキキモラに持っていかれ息耐えるのだった。

ダストNO.7
七人目の人間は全く売れない貧乏画家。 彼は死ぬことにはためらいはないが、30年後に自分の絵がどの程度評価されているか知りたいという。 そして30年後の世界で美術年鑑を見るが自分の絵は全く値がついていなかった。 しかし、記者会見をしていた若い画家は幼い頃彼の絵を見て画家を志したという。 満足して昇天する男。

ダストNO.8
最後の一人、久留島博士は自らの石を削ってコンピューターに与えてしまった。 そのコンピューターは生命を持つが、自らの電子頭脳を使って世界中を支配しようとする。 手が出せなくなってしまったキキモラは蟻を操ってコンピューターの中に入っている砂を取り出す。 博士は最後の石をコンピューターに与えて命を絶つ。 そしてコンピューターは博士の後を追って自爆してしまうのだった。 ヒョウタンツギ(p.109)が出演。

八つの石を持ちかえったキキモラだったが、神さまは結局時間を戻して飛行機がこの世界に来ないようにしてしまう。

<参考文献:講談社全集>

『一口メモ』
当初「ダスト18」のタイトルで始まった物を8で終わらせてしまったため、単行本花の際に大幅に書き直されている。

『図版使用書籍』
手塚治虫の軌跡(1992年)
こころにアトム(1995年)
手塚治虫マンガ大全(1997年)
僕らの愛した手塚治虫2(2008年)
僕らの愛した手塚治虫<激動編>(2012年)