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「鉄の旋律」

発行日 種類 タイトル 発行所 判型 備考
1974年06月25日号
1974年08月27日号
1974年11月26日号
1975年01月07日号
- 増刊ヤングコミック 少年画報社 B5判 連載 -
1976年07月20日 秋田漫画文庫 鉄の旋律 秋田書店 文庫判 - -
1980年09月20日 手塚治虫漫画全集96巻 鉄の旋律 講談社 B6判 -
1989年06月30日 スターコミックス カノン 大都社 B6判 -
1994年03月 秋田文庫 鉄の旋律 秋田書店 文庫判 -
2003年01月 講談社漫画文庫 恐怖短編集6「復讐の輪廻編」 講談社 文庫判 -

『作品内容』
イタリアンマフィアのアルバーニ家のエディと結婚したありさ。 彼女の兄のタクヤは知らずに白昼殺人の犯人をFBIに知らせてしまう。 その犯人はアルバーニ家と兄弟の盃を交わしたマゼリーノ一家の人間だった。 タクヤはその制裁として両腕をなくしてしまう。

エディへの復讐に燃えるタクヤは義手を求めて、かつてナチスに追われたユダヤ人のマッキントッシュの元へいく。 彼はESPの研究を進めており、タクヤも自らの念力で思うままに動く義手を死ぬほどの訓練の末に手にする。 彼が日本へ帰ったとき、エディもまた商売で日本へありさと共に来ていた。 しかし、エディは別に愛人を囲っていてありさは外出を禁じられた籠の鳥同然だった。

マルボウ(名前不明)と取引をしたエディは彼から刀をプレゼントする、と言われるがその包みの中にはボディガードの両腕が入っていた。 タクヤの復讐に違いない、と思いおびえるエディ。 だがこの事件はタクヤのあずかり知らない出来事だった。 実は義手が彼の眠っているときにその深層心理から動き出してエディの周りの人間を惨殺していたのだ。 そしていつしか彼の義手は勝手にエディを狙うが、一家に掴まり分解される。

ありさに説得されタクヤに誠心誠意謝ることを決意するエディ。 しかし、その場所には一家の殺し屋が潜んでおり、ありさとタクヤに銃を向ける。 エディはその殺し屋を撃ち殺すが井潟刑事(丸首ブーン)に現行犯で捕らえられる。 重傷の中でありさにエディを許すように頼まれるタクヤ。 彼はそんなことで挫折してしまう自分が憎いと叫ぶ。 そんな彼らの背後にあの義手が迫っていた。

タクヤの顔でヒョウタンツギ(p.100)が出演。

<参考文献:秋田漫画文庫>

『一口メモ』
小学生当時読んでめちゃくちゃこわかった思い出がある作品。

『図版使用書籍』
手塚治虫漫画40年(1984年)
手塚治虫の軌跡(1992年)
こころにアトム(1995年)
手塚治虫マンガ大全(1997年)
手塚治虫全史(1998年)
SF Japan Vol.03 手塚治虫スペシャル(2002年)
ダ・ヴィンチ2008年7月号(2008年)
僕らが愛した手塚治虫<復活編>(2016年)
扉絵原画コレクション1971-1989(2018年)
サンエイムック「どろろ」「三つ目がとおる」大解剖(2019年)
手塚治虫語辞典(2023年)
手塚治虫キャラクター名鑑(2024年)